もっと長時間使えるユニットにして貰いたいものだ。標準的なNi-H電池を補助として外付けにして動くような機能を付加すれば,電池の予備を持ち歩くことが可能になって,実用性が相当に高まる。

 携帯電話の場合,決定的な問題がアクセス料金の高さである。現在の価格体系では,とても海外でインターネット・アクセスなどはできない。単価が高いだけでなく,上限の設定がないからである。かなり恐ろしい料金体系である。

 まあ,PNDのハードと地図を買っても8万円から10万円するのだから,その分をアクセス料金として払うという考え方もあるかもしれない。しかし,それならば地図の品質が問題。少なくとも現状のNokiaの地図では,それだけの投資をする気にならない。Global NAVITIMEの今後の発展に期待か。

 将来,Google Maps程度の地図サイトへのアクセスが世界各地で気楽にできるようなアクセス料金の体系が提供されることが,最終的なターゲットではないだろうか。日本の携帯電話は,まだまだ通話・アクセス料金が高止まりをしている。そのため,NTTドコモなどの経営状況はなかなか良いようである。

 果たして,この最終的なターゲットが達成されるのはいつの日だろうか。個人的には,かなり悲観的である。