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HOMEスキルアップマネジメント久保田達也の「どうすりゃいいんだ」 > 福岡はベトナムと裏原宿でブレークする 【訂正あり】

久保田達也の「どうすりゃいいんだ」

福岡はベトナムと裏原宿でブレークする 【訂正あり】

  • 久保田達也=サイバー大学IT学部教授,イッツ代表,冒険家
  • 2007/11/15 14:05
  • 1/3ページ

 「福岡で起業するとしたら何をする?」。それを考えようと、鐘崎海岸にて海を眺めながら構想というか妄想に耽ってみた。寄せては返す波だけの、ただの海。なのだが、ぼーっと見ているうちに、ふと気付いた。沖を通る数万トン級の輸送船がやけに多いのだ。「そうかそうか」と思う。そんなことで、こんなことを考えてみた。


(画像のクリックで拡大)

妄想的起業案その1

 福岡はアジアに近い。つまり、アジア地域との重要なインタフェースになる資質を備えているのだ。実際に、この地は昔から、日本の窓口、アジアの貿易拠点として機能してきた。となりの門司港には造船所もある。天然ドン深の港は、軍艦も大型タンカーも入港できる、日本有数の通商貿易港なのである。

 昨今はトヨタ自動車や日産自動車、ダイハツなどが続々と生産拠点を福岡周辺に移しつつあり、関連企業もどんどん進出を始めている。「やはり日本製がいいよね」という庶民の声も後押しして、再度「Made in JAPANの時代」が到来するのかもしれない。特に高付加価値の製品は、アジア市場でも「日本製」であることが評価の重要な要因になるだろう。そのような製品は、国内で生産してアジアに出す。あるいは半製品の段階まで日本で手掛け、それをアジアの生産拠点に搬送、現地で組み立ててから販路に乗せる。このような流れが、これから盛況になるに違いない。

 アジアに目を投じると、アジア大陸の窓口である韓国、パソコン立国の台湾が福岡と目と鼻の先に控えている。その奥にはいまや急激な経済成長を遂げている中国、さらには数年後に人口が15億に到達しITによる経済大国となるべく中国を猛追するインドがある。「BRICs」の時代が到来しているのである。

 しかし、それら大国とのビジネス・タイアップはすでに国を挙げて取り組まれている。これから個人で起業することを考えると、もはや期を逸しているように思う。ではどこか。その先の、次期大国リストに注目すべきであろう。VISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)である。ベトナムなどはこのところ急速に注目度を上げている。いいではないか。今のうちにベトナムと組んで起業すればいいのだ。

 そう、アオザイ! いやいや違う。ビジネスの話である。そうではなくて、ベトナムにはビジネスを考える上で多くの「惹かれるポイント」があるのだ。

 心を落ち着けて、ベトナムの利点を挙げてみよう。まず、ちょうど中国とインドの両国を射程に収める中間点に位置していること。生産拠点を設けるには絶好の立地だ。それより何より、知的所有権を国家レベルで厳しく保護している国であることがうれしい。だから安心して技術供与をし、生産拠点として協力体制を組める。いっそのこと、中国に提供した技術を一切合切そっくりまとめてベトナムに提供すれば、技術流出による損失を、一気にプラスの方向に変えることができるのではと思うのである。

 生産拠点をベトナムに置けば、中国13億人、インド12億人の計25億の消費者マーケットの真ん中に陣取れる。超高付加価値製品は九州で生産して博多湾、門司港から船で運べばいい。そして将来は、ベトナムで作って売ればいいのだ。

 当面は、福岡でハイテク製品、ファッションものなどを積み込み、台湾に向かう。そこで商品を売りさばき、台湾製のパソコンを仕入れるのである。それを積んでベトナムに運んで売る。商売だけが目的ではない。パソコンの普及率を高めてベトナム人のビジネス能力育成をサポートするわけだ。優秀なスタッフが育てば、アウトソーシング・ビジネスが展開しやすくなる。合弁会社を設立するのもいいだろう。こうして、ベトナムに大量消費財のアジア地区最大の製造基地を作り上げるのだ。これらは、陸路を使って中国やインドに運び、売る。そのための販売網も整備しなければならない。

 いやいや、壮大なプランになってしまったが、もちろんすぐにそのすべてができるわけではない。福岡で起業して最初にすることは、10万トンの船を買うこと。ビジネスプランの詳細は、これから詰めればいい。とりあえず着眼点としてはこんなところか。

 構想をブレインマップ(マインドマップに類似)にしてみた。


(画像のクリックで拡大)

妄想的起業案その2

 「福岡で起業するとしたら何をする?」の第2弾である。ヒントは、天神あたりを歩いてみて肌で感じた、「福岡は消費都市として成熟期を迎えている」ということだ。

 土日祭日の天神は大賑わいで、地方のシャッター街などどこ吹く…(次のページへ

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