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HOMEスキルアップマネジメント > 久保田達也の「どうすりゃいいんだ」

久保田達也の「どうすりゃいいんだ」

趣旨
読者の皆様に再びお知らせ
 日本企業は遭難している――最近そう思えてならない。まわりのビジネスマンに、「自分の仕事環境がどうなっているかわかりますか」と聞いてみたら、「わからない」「考えないようにしてる」などと返ってくるばかり。これはヤバい。相当ヤバい。
 私は大学で教えていたり、企業を経営したりしているが、それ以前に一人の冒険家である。ゴビ砂漠のど真ん中で道に迷ったり、天山山脈で増水した川にバイクごと流されたり、遭難はお手のものだ。その立場から言わせてもらえば、今どこにいるかわからない状態は、遭難以外の何ものでもない。そして冒険家たるもの、遭難した人をみつけたら、放っておくわけにはいかないのである。
 遭難したときにまず大事なのは、自分がどこにいるのか知ることだ。それがわからなければ、どっちに行けば助かるのか見極められない。元来た道を引き返す手もあるけれど、めまぐるしく変わる環境の中で、日本企業がどこから来たのかよくわからなくなってしまった。
 しかも困ったことに、我々が今いるのは、これまで見たことも聞いたこともない世界なのである。手持ちの地図が使えない場所で、道を外れてしまったのだ。そんなときには、白地図から始めるしかない。常識や先入観をひとまず捨てて、手探りで見つけた情報を一つひとつ書き込んでいくしかないのだ。
 幸い、行き先は何となく見えている。BRICs(Brazil、Russia、India、China)とかVISTA(Vietnam、Indonesia、South Africa、Turkey、Argentina)とか言われている国々だ。ところが現地に行ってきた日本人に聞くと、そこで日々起きていることは、どうも連日新聞をにぎわせている内容と微妙に違っているらしい。だったら自分で調べてやろう。てなわけで、また新しく連載を始めます。それらの国の人に会い、それらの国と実際にビジネスをしている現場の人の話を聞き、実際に現地を視察して、白地図の足りないところを埋めていきます。読者の参加やコメントも大歓迎!一緒に地図をつくりましょう。
 なお本連載はこれで2回目の改名(「うそも数打ちゃ、そのうち当たる」→「やってみりゃわかる」→「どうすりゃいいんだ」)となります。

2010年4月12日

読者の皆様にお知らせ
これまで何度か連載を書かせていただきましたが、ここらでそろそろ空論ではなく、実際に企画を実践してみたくなってきました。息の合った企業と共同で本当に商品開発をやってみたいと思うのです。はじめは私が企画提案を書きます。「おもしろいかも」と思われる方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。コラボしながら開発状況を連載し、読者の方々のご意見をいただきつつ企画を進行させていく。こんなことにならないかと期待しております。簡単に言えば「リアルタイムな読者参加型プロジェクトX」てな感じでしょうか。
 ところが本連載のタイトルは「うそも数打ちゃ、そのうち当たる」でした。さすがに寛大な企業様でもこれでは協力どころか引いてしまいそうです。ということで、変えることにしました。これで障害は一つなくなったと思いますので、実践者として、はたまた助言者としてよろしくご参加のほどお願い申し上げます。
2008年9月18日

代々木公園を抜けてぶらり渋谷を散歩するのが東京都内にいるときの小生の日課である。
 手ぶらで行くのだが本屋、レンタルビデオ屋、映画館、東急ハンズやLOFTの雑貨屋に寄り道するから本やらビデオやら雑貨などを持ち帰ることが常だ。(衝動買いは明日のヒット商品を考えるヒントになると講釈しているがそうであったためしはない)
 道すがら街行く人々を眺め、公園のベンチで本を広げ、気が向けばもう少し遠出をして明治神宮や新宿御苑などを思案しながら歩く。ジョギングは着替えとかめんどいから歩きを始めたのだが季節を感じながら思案に耽るのは年のせいか、いいものだと思うようになってきた。歩きながら商品アイデアを出すと地に着いた考案が出てくるもので机上の空論やデジタル漬けアイディアでないだけ少しはまともな発想ができるようになった気がする。
 アインシュタインが存在理論の壁にぶち当たったとき、モンゴル大草原を散歩中に羊飼いの少年に質問した「その道端の小石はなぜそこにあると思う?」すると少年は笑顔で「石がそこに居たいからさ」と答えたという。
 1年の3分の1はそのように散歩しながら都内で過ごし、3分の1は出張とか旅とか冒険とか寅さんをしてる。残りの3分の1は空想三昧だ。そんな企画マンを30年やってきた。
 “うそから出た誠のプロ”という自覚もある。うそも数撃ちゃ、そのうち当たるからだ。
 ある人類学者に言わせれば人類ってのは優秀な人間3%、予言者(=企画マン)3%で何百万年間やってきたそうだ。
 この連載では“何を知り、どう創造したか“といった考えるライブを書いてみようと思っている。

2007年9月 代々木公園ベンチにて
久保田 達也(くぼた・たつや)
サイバー大学IT学部教授,(株)イッツ代表,冒険家
1952年東京生まれ。サンリオ、東急ハンズ、電通などの企画業務を歴任し、1985年にイッツ設立、代表取締役就任。 インターネットを使い、世界を探検する企画マンとして21世紀の生き方の研究、執筆、講演活動中。近著に「企画エクササイズ(インプレスR&D)」「企画とプレゼンの技術(日本実業出版社)」「新版 勝てる企画の技術(ダイヤモンド社)」がある。通称くぼたつ。
http://www.kubotatu.jp/about/profile.html

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