図1 3代目となる新型「TT」
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図2 2代目「TT」
図2 2代目「TT」
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図3 メーターに液晶ディスプレー
図3 メーターに液晶ディスプレー
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図4 TTSのエンジンルーム
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 アウディジャパンは2015年8月20日、全面改良した小型スポーツカー「TT」を日本で発売した。先代から外観は大きく変わっていない印象で、「キープコンセプト」(アウディジャパン)で開発した。一方で内装やボディー、パワートレーンは刷新し、使い勝手や運動性能を大きく高めた。

 新型で3代目。先代は2006年に発売しており、9年ぶりの全面改良になる。高性能版の「TTS」を含む4種類のグレードを用意し、販売価格は542万~768万円(税込み)。年間販売目標は3000台。全長は4180mm、全幅は1830mmで、先代に比べてそれぞれ約10mm短くした。小さくすることで、「初代TTへの原点回帰」(アウディジャパン)をうたう。一方でホイールベースを40mm伸ばし、2505mmにした。

 内装の最大の特徴が、メーターパネルの全面に液晶ディスプレーを採用したことだ。Audi社として「初めて」である。速度計やエンジン回転計をディスプレーに表示することに加えて、地図や経路案内機能などを同じ画面で見られる。アウディジャパンは、「運転者が視線をほとんど動かすことなく、運転に必要な多くの情報を得られる」と、その利点を語る。またインターネットへの常時接続機能を用意した。