図1 大幅改良した「アウトランダーPHEV」
図1 大幅改良した「アウトランダーPHEV」
[画像のクリックで拡大表示]
図2 リアビュー
図2 リアビュー
[画像のクリックで拡大表示]
図3 インテリア
図3 インテリア
[画像のクリックで拡大表示]

 三菱自動車は2015年6月18日、PHEV(プラグインハイブリッド車)「アウトランダーPHEV」を大幅改良し、7月9日に販売を開始すると発表した。フロントデザインを一新した他、静粛性や加速性、燃費などを向上・改善した(図1、2)。価格は359万6400円(税込み)から。国内では、1000台/月の販売を目指す。

 現行のアウトランダーPHEVの発売は2013年1月で、約2年半での刷新となる(関連記事)。三菱自動車取締役社長兼COO(最高執行責任者)の相川哲郎氏は、都内で開催した発表会で「アウトランダーPHEVは欧州のプレミアムカーから乗り換える人が多い。今後、欧州メーカーも続々と競合するPHEVを出してくる」と語り、今回の大幅改良で先手を打つ考えを示した。

大きな改良点は三つ

 三菱自動車は、新型アウトランダーPHEVの強化ポイントとして、(1)エクステリアのデザイン変更、(2)インテリアの質感向上、(3)走りの性能・質感向上の3点を挙げた。

 (1)エクステリアのデザイン変更では、フロントフェイスを一新した。三菱自動車の新しいフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」に沿ってデザインした。(2)インテリアの質感向上では、シートの表面デザインや素材などを変更することで高級感を演出した(図3)。例えば、既存の黒色の本革シートに加えて、新たにブラウンの本革内装を用意した。パイピングやステッチなどをアクセントとして採用した。