「ライフスタイルのクロスオーバー」。これがマツダが新型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「CX-3」で目標に掲げたコンセプトだ。通常、クロスオーバーとは、車型と車型の融合という意味で使われる。それは、クーペとSUVの融合だったり、ハッチバックとSUVの融合だったりする。しかし、マツダがCX-3で実現しようと狙ったのは、多様なライフスタイルをサポートできるジャンルにとらわれないクルマだ。

 そのイメージはこうだ。都会で増えている立体駐車場にもまず入る1550mm以下の車高。高級レストランやホテルに横付けしても恥ずかしくないデザイン。家族や仲間と楽しく会話しながら移動できる空間。それでいて、運転を純粋に楽しめるクルマ。すなわち、都会の街乗りから週末のアクティビティーまで幅広いシーンで使えるクルマだ(図1)。

図1●マツダの新型コンパクトSUV「CX-3」
狙ったのは、多様なライフスタイルをサポートできるジャンルにとらわれないクルマという。
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