小型・軽量化した新型「インサイト」のIPU,インバータは三菱電機製,DC-DCコンバータはTDK製
ホンダが2009年2月5日に発表した新型「インサイト」は,PCU(パワー・コントロール・ユニット)とNi水素2次電池ユニットを集約したIPU(インテリジェント・パワー・ユニット)を現行の「シビック ハイブリッド」よりも容積で約19%の小型化,重さで約28%の軽量化を実現した(図1)。
モータ駆動用インバータや電子制御ユニット(ECU),DC-DCコンバータなどから成るPCUは機能集約を進めた(図2)。具体的には,シビック ハイブリッドでは別々だったモータ制御用のECUと2次電池制御用のECUを統合した。さらに,銅板のフレームの上下に各ユニットを取り付ける従来の方法を代え,マグネシウム製のケース内にECUとDC-DCコンバータ,インバータを接続部材なしに配置している。
また,シビック ハイブリッドはエンジンのベルトによる駆動と電動駆動の両方が可能なコンプレッサを搭載しているが,新型インサイトはベルト駆動のみとしたことから,コンプレッサ用のインバータを搭載せずに済んでいる。その結果,PCUはシビック ハイブリッドに比べて容積を10%,重さを31%削減した。
インバータは,シビック ハイブリッドでは内製だが,新型インサイトでは三菱電機から供給を受ける。DC-DCコンバータは従来と同じくTDK製で,シビック ハイブリッドに比べて小型化している。
電池ユニットは三洋電機製のセルを採用する。従来のセルに比べて電極の極板面積の拡大やセパレータの薄肉化,負極合金の耐久性を向上させた。これにより,モジュール当たりの出力を30%,耐久性も30%高め,搭載するセル数を132セルから84セルと30%減らした。電池ユニットはシビック ハイブリッドに比べて容積を31%,重さを35%減らしている(図3)。
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