ホンダ、「インサイト」は価格を最優先、燃費はそこそこに
ホンダのハイブリッド車「インサイト」は、1999年に発売し、その後生産を中止していた「インサイト」と名前は同じだが、立ち位置を大幅に変えた。初代はアルミニウム合金製車体などの技術を投入し、燃費の数字でトヨタの「プリウス」と争った。これに対して新「インサイト」は燃費性能を追求するのでなく価格を200万円以下に抑えることによって台数を出し、社会全体として燃料を節約しようという考え方だ。世間のイメージはともかく、「プリウス」と直接競合する車種ではない。
燃費は10・15モードで30.0km/L、JC08モードで26.0km/L。なお、185/55R16タイヤを使う「LS」グレードはそれぞれ28.0km/L、24.0km/Lと2km/Lずつ低下する。その代わり、価格は189〜221万円に抑えた。200万円を切るハイブリッド車は、スズキが2003年に発売した軽自動車「ツイン」以来のことである。
「主役はあくまでもエンジン」をキャッチフレーズとし、モータの出力をシビックハイブリッドの15kWから10kWに下げた。これは初代のシビックハイブリッドと同じだ。以前から「トヨタに比べてホンダのハイブリッドはエンジンが勝っている」と言われてきたが、その傾向をますます強めたことになる。
駆動電圧をシビックハイブリッドの158Vから100Vに下げた。その分出力は下がるので、同じ寸法のモータを使うと、ちょうどモータ出力が15kWから10kWに下がる。新モータは、そこを基準に厚さを22%、質量を15%減らした。
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