図1◎「エレガンス」は従来通り“メルセデスマーク”がフード上
図1◎「エレガンス」は従来通り“メルセデスマーク”がフード上
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図2◎「アバンギャルト」は“メルセデスマーク”をグリルの中に入れた
図2◎「アバンギャルト」は“メルセデスマーク”をグリルの中に入れた
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 ダイムラー・クライスラー日本は、7年ぶりに全面改良したメルセデスベンツ「Cクラス」を2007年6月22日に発売した。先代に比べて全長を50mm、全幅を40mm、ホイールベースを45mmそれぞれ拡大したことで、広い室内空間を確保した。前後シートの腰部基準点間距離は795mmで、先代Cクラスに比べて10mm大きい。また、後席では、レッグルームを11mm、ニールームを9mmそれぞれ拡大した。

 開発中、実際の衝突試験を100回以上、コンピュータ上の衝突試験を5500回繰り返した。車両重量の前後配分は前が52%、後ろが48%。空気抵抗係数は0.27、前面投影面積は2.17m2、空気抵抗は0.59m2、前軸の揚力係数は0.12、後軸の揚力係数は0.07。

 発売したのは排気量1.8Lスーパーチャージャー付き直列4気筒エンジンを搭載した「C200 コンプレッサー エレガンス」「同アバンギャルド」、2.5LのV型6気筒エンジンを搭載した「C250 エレガンス」「同アバンギャルド」、3.0LのV型6気筒エンジンを搭載した「C300 アバンギャルドS」。なお「C250」2車種の供給開始は2007年9月下旬の予定。希望小売価格は450万~664万円。基本的に右ハンドルの設定だが、「C250」2車種だけは左ハンドルも選べる。