図1◎新型「セルボ」とスズキの津田紘社長
図1◎新型「セルボ」とスズキの津田紘社長
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 スズキは、新型軽自動車「セルボ」を2006年11月7日に発売した。「上質感」「運転する楽しさ」「利便性」を追求したという。価格は103万7400~137万5500円(消費税込み)。販売目標台数は、月間5000台。

 これまで軽自動車の顧客は女性の割合が多かったが、女性の好みの多様化や、シニア層の拡大などの変化に対応し、「かわいい」ではなく「しっかり感」「存在感」があるスポーティーな外観デザインとした。

 内装にはS字型にカーブしたインパネやフロントのセミバケットシートを採用した。内装は黒を基調として、インパネからドアトリムにかけて金属めっき調のアクセントを加え、上質感を演出した。また、全車にキーレスエントリーシステムを採用し、ターボ車にはBluetooth接続のハンズフリーシステムを搭載する。

 パワートレーンは、可変バルブタイミング機構付きDOHCエンジンと、ターボ付きDOHCエンジンの2種類を設定。全車にゲート式4速自動変速機を採用し、ターボ車は手動変速モード付きとした。

 ボディサイズは、全長3393×全幅1475×全高1535(4WDは1545)mmで、ホイールベースが2360mm。「MRワゴン」のプラットフォームを流用した。車体には、制振材の使用を拡大し、振動や騒音の侵入を防ぐボディ構造としたことで、静粛性を向上。内装部材や接着剤を見直して、車室内のVOC(揮発性有機化合物)の揮発量を抑制した。

図2◎フロントビュー
図2◎フロントビュー
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図3◎リアビュー
図3◎リアビュー
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図4◎インパネ
図4◎インパネ
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