ダイハツ工業は、新型軽自動車「エッセ」を2005年12月19日に発売した。流行よりも自分らしさにこだわって毎日の暮らしを楽しむ人をターゲットとし、「シンプルでおしゃれなカジュアルミニ」をコンセプトに開発。経済性に優れたスモールカーの本質を追求したという。価格は68万2500~106万500円。月間販売目標は5000台。


図1◎車名のエッセ(ESSE)はEssence(本質)の語源となったラテン語から命名し、Ecology&Economy、Simple、Smart、Easyを表した。

 外観は、台形スタイルと水平基調のラインを組み合わせたシンプルなデザインを採用した。フロントピラーの角度を立たせ、ドアが約90度に開くことにより、開口スペースを広くし乗降性を高めた。内装は、センターメータを大きく見やすくし、スイッチ類の大きさやレイアウトを工夫して一目で分かるデザインとした。

 ボディカラーは、自然な色の優しさや柔らかさをモチーフにした新色「アコースティックカラー」5色を含む全8色で、上位グレードにはボディカラーに合わせた内装色を設定した。さらに4色のオプションを用意し、インパネやメーター、シートカバー、ホイールキャップなどのカラーを変更できる。


図2◎リアビュー。ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1470mmで、ホイールベースが2390mm。


図3◎インパネ。

 パワートレーンは、新開発のツインカムDVVT3気筒エンジン「KF-VE型」と5速手動変速機、4速自動変速機、3速自動変速機のいずれかを組み合わせる。4輪駆動モデルは自動変速機のみ。新型エンジンに「スーパーインテリジェント触媒」と「触媒早期活性化システム」を組み合わせ、低燃費、低排出ガスを実現した。

表◎10・15モード燃費

駆動 変速機 燃費(km/L)
2WD 5MT 26
3AT 21
4AT 22
4WD 3AT 20
4AT 21