図は、企業が表現する「求める人材像」を、視座の高さと向きを軸としてマッピングしたものです。

○世界視野
グローバルな人材、語学力、挑戦志向などを挙げる企業は世界を視野にいれて視座が高く、外向に関心が高い学生を望んでいます。海外拠点展開や、英語の社内公用語化、外国人留学生の採用など、目に見える形で、世界戦略を展開しています。TOEICや留学(長期/短期/ホームステイ)等の経験でアピールしたいです。

○リーダーシップ
管理職候補生、責任感、熱意などを挙げる企業は、将来の企業を担っていける中核となる人材を望んでいます。サークルや部活動の役職、学校祭など学内行事での役割、アルバイトのリーダーなど、ネットワークを構築したり、集団を統率したりした経験でアピールしたいです。

○対人能力
コミュニケーション能力、自律型、プロアクティブ、粘り強さなどを挙げる企業は、あらゆる仕事に好き嫌いなく全力で取り組み、組織の中でリーダーを支え、円滑な人間関係を構築できる人材を望んでいます。インターンシップでの組織経験や、ボランティアでの奉仕精神などをアピールしたいです。

○専門性
基礎知識や、高い専門性、即戦力、課題発見能力を挙げる企業は、専門性を高め、極めるプロ意識のある人材を望んでいます。大学の学びの広さと深さ、そして世の中にある技術への汎用性をきちんと語ることでアピールしたいです。

このように、やりたいこと・好きなこと・やりがい・天職・適職を、仕事や企業に求めることよりも、リーダーシップ・世界視野・対人能力・専門性をいかに身につけ、これから先、将来も高めていける行動力があることを示すことが重要なのです。

夢までの忍耐論

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なぜなら、やりたいことをやらせてもらおう、は仕事ではないからです。