逆に、教師になることに不安を抱えている学生には、とうてい突破することのできない面接なのです。

教員を志望する理由 
―志望する理由が進路選択とその後の離職に影響する―

 「教育実習が上手くいかず自信がない」「教員採用試験の勉強は大変そう」という不安を抱えている学生は、志望動機があいまいです。

 教員を目指すからには、「人としての生き方を教えたい」「自分の得意な学びや経験を通して学びの楽しさ必要性を教えたい」という意気込みが必要です。「親が勧めるから」「せっかく勉強したから」「不況などと関係なく安定しているから」という理由では、現場に入ってもうまくやっていけません。

 教員にはならないが塾講師を目指す、という学生もいます。しかし、「学級運営に自信がない。教員に向いていない。人前で話すのが苦手。だから塾講師」という理由では、塾講師もやっていけません。

 志望する理由は、進路選択とその後の離職にも影響します。

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