Tech-On!Campusの中核読者である理系学生は,果たして製造業に就職したいと思っているのだろうか? もしそうだとしたら,どのような業界でどのような職種で働いてみたいと思っているのだろうか? そして,働くために,どのようなスキルを磨いているのだろうか?

 このような疑問を明らかにするために,読者300人にアンケートに答えてもらいました。シリーズでお届けします。

回答者の学年

 回答者のプロフィールを見ると,学年で最も多かったのが「修士2年生」で,回答者の約1/3を占めました。「修士1年生」を含めると,57%が修士生からの回答でした。博士課程に進学されている方からも3.7%の回答がありました。

回答者の専攻

 学部に関しては,約9割が理工系に所属していました。専攻は「電気・電子」,「機械」,「情報」の順番に多くなりました。近年の学科の多様化に伴って,これまでの専攻の範疇だとどこにも入れにくい専攻の方が多く,その結果「その他」が非常に多くなりました。

回答者が多かった大学
回答者が多かった大学

 所属大学に関しては,トップが東京工業大学で14人,以下,京都大学と芝浦工業大学が12人,東京大学と早稲田大学が11人という結果となりました。

 今回の調査は,2010年6月8日~22日にWebサイト上で実施しました。「Tech-On!Campus」の読者を対象に,アンケート用URLを告知した上で回答を依頼。300の有効回答を得ました。