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HOMEスキルアップマネジメントエンジニア魂!(エンたま!) > 【京都ハイテク企業編】第3回「最高のパフォーマンスを発揮するモジュールを」

エンジニア魂!(エンたま!)

【京都ハイテク企業編】第3回「最高のパフォーマンスを発揮するモジュールを」

村田製作所 小野農史氏

  • 大谷 尚之=ビジネス局企画編集部
  • 2009/09/14 00:00
  • 1/1ページ

――ソフトウェア開発部に所属しているそうですが具体的には、どのようなお仕事ですか。

小野氏
村田製作所
通信モジュール商品事業部
ソフトウェア開発部 開発3課
小野 農史氏(2005年入社)
(写真:吉田竜司)

小野 組織上はソフトウェア開発部となっていますが、私がかかわっているのは無線の分野です。携帯電話に搭載するモジュールにかかわる開発をしています。他社製のICと組み合わせて、携帯電話の能力を高めるのが役目です。

――村田製作所を就職先に選んだ理由は。

小野 大学時代は岡山で過ごしましたが、うちの大学ではセット・メーカーや自動車会社に人気がありました。でも私は製品の一部分を設計することはやりたくない、できれば製品丸ごと設計したいと思っていました。それができそうな企業を調べていくと京都の部品メーカーがいいと思うようになりました。京都の部品メーカーは世間一般にはあまり知られていないが、その製品は世界中で普及しているような会社が多い。私が見られていないところで活躍している会社が好きだったことも部品メーカーを志望した理由です。村田製作所を選んだのは、「若いうちから、いろいろなことにチャレンジできる」という話を村田製作所に就職した大学の先輩に聞いたことも理由の一つです。今は、自分で製品をプロデュースする立場にあり、自分が描いた通りのキャリア・プランを進んでいます。

――会社の良い点を挙げてください。

小野 上の人に意見を聞きやすいという風土があることですね。分からないことは、最初は自分一人で悩みますけど、それで答えが出ない場合に話を向けると、皆さん丁寧に教えてくれるし、自分にはない視点で意見を言ってくれます。私の場合は部門を越えていろいろな人にアドバイスをいただいています。私も逆に誰かに質問を受けたら、時間を割いて応えるようにしています。

――働く上で心がけていることは。

小野 納期が決まっている仕事が多く、スケジュール的にタイトになることがよくあります。でもそんな時でも、心の余裕を失わずに、楽しみながらやりたいと心がけています。そのためには業務の中で、どんなに小さなくても目標を見つけ、それを達成することで喜べるような気持ちでいることが大事だと思っています。肉体的にはきついときはありますが、体力には自信がありますから。

――その秘密はなんでしょうか。

小野氏
(写真:吉田竜司)

小野 大分の自然の中で育ったせいか、アウトドア志向が強く、学生時代から山の中をランニングで駆け抜けるトレイルランやゴムボートで川を下るラフティング・ボートをやっています。会社近くの寮に住んでいるのですが、会社を退社した後、一度寮に帰ってから会社近くの川沿いをよく走っています。ラフティング・ボートでは、利根川や荒川で開かれる大会などにもよく出ています。ラフティングは4人乗りと6人乗りがあるのですが、激流を下るにはコース取りや役割分担といった点でクルー同士の意思疎通がとても重要になります。コミュニケーションの大切さという点で、会社の仕事と共通しており、仕事の上でも役に立っていますね。

――どんなエンジニアでいたいですか。

小野 世の中にないものを作ってみたい、という気持ちをいつも持っています。今の仕事でいえば、それは一番小さいサイズで最高のパフォーマンスを発揮するモジュールですね。そういうものが量産されて世界中で使われる。考えるだけでもモチベーション・アップになります。以前、外国に行った時、自分がかかわった製品が搭載されている携帯電話を目にした時はうれしかったですね。

――就職を控えた学生にアドバイスをお願いします。

小野 就職することが最終ゴールではありません。エンジニアは就職後も新しい分野を勉強することが必要になります。私自身、学生時代は液晶物理を勉強していましたが、今は無線通信です。しかも、携帯電話は新しいシステムがどんどん入ってきて、そのたびに勉強することが必要になります。大学時代に学んだこととは異なる分野に配属され、そのギャップに悩む人もいると思いますが、大学時代にしっかり勉強しておけば、それがベースとなって違う分野でも対応できるケースは多いですし、あきらめずに勉強を続ければ道は開けると信じています。

村田製作所
京都の長岡京市にある本社の研究開発棟のフロアをバックに。とにかくアウトドアが好きな小野氏は、休日には同僚と釣りにもよく出かけるという。(写真:吉田竜司)
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