太啓建設が建設したソーラーシェアリング
太啓建設が建設したソーラーシェアリング
(出所:太啓建設)
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パネルの下で稲作を行う
パネルの下で稲作を行う
(出所:太啓建設)
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 太啓建設(愛知県豊田市)は2018年12月19日、豊田市内でソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)が完工したと発表した。発電と営農を両立させた新しいビジネスモデルの実証実験設備として、2019年春から水稲の栽培を行う。

 愛知県でよく栽培されている品種である「大地の風」の作付けを予定している。

 敷地面積3050m2に、太陽光パネル(110W/枚)を640枚とパワーコンディショナー(PCS・9.9kW/台)を5台設置した。パネル出力は合計70.4kW、連系出力は49.5kWで、低圧配電線に接続する。アイセス(秋田県井川町)製の太陽光パネル、独SMAソーラーテクノロジー製のPCSを採用した。

 グランドスクリュータイプの杭基礎99本に、ソーラーシェアリング用アルミ架台を設置し、短冊形の太陽光パネルを取り付けた。遮光率は32.5%とした。

 同社は、2011年から一般法人として農業に参入し、グループ会社のレストランで提供する水稲を栽培してきた。2018年にはTAIKEIファーム(豊田市)を設立し、農地所有適格法人の認定を受け、豊田市から農業経営改善計画認定書を受理している。