兵庫県加古郡稲美町にある合計出力約17MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ニッケまちなか発電所 明石土山」において5月29日、メガソーラー内で放牧されている5頭のヒツジの毛刈りが実施された(図1、動画1)。
動画1●ヒツジの毛を毎年5月に刈っている
(出所:日経BP)
一般的な太陽光発電所ではまず見られない、牧歌的な風情に包まれた。
メガソーラーの発電事業者は日本毛織で、以前はショートコースのゴルフ場「ニッケゴルフ倶楽部土山コース」だった跡地を活用した(図2、2014年1月のメガソーラー探訪の掲載コラム)。
2013年10月に稼働した第1期の出力約11MW、2014年2月に稼働した第2期の約6MWの2つの発電所からなる。第2期の発電所は、隣接する駐車場跡地を活用し、約192kW分の太陽光パネルを2018年に増設している。
同社はこのほか、関西や関東の遊休地や事業所の屋根上を活用し、11カ所・合計出力約29.5MWの太陽光発電所を開発・運営している(図3)。関西で4カ所・合計出力約18.02MWのほか、中部で6カ所・10.79MW、関東で1カ所・693kWとなっている。