Cover Story 特集
フラッシュ・メモリ 
価格暴落のうれしい誤算

データ格納用フラッシュEEPROMの応用分野が急拡大する。これまでは主にデジタル・カメラのメモリ・カード向けだったが,今後はプログラム格納用メモリ,大容量ストレージ,さらにはコンテンツの配布媒体として採用が進む。その原動力が,急激な価格下落だ。

第1部
寡占を解かれた激安チップ 他媒体を次々のみ込む
第2部
2006年に再び暴落の可能性 DRAM市況の悪化が拍車
第3部
王者NANDは64Gビットへ 競合方式は高速化で対抗

Leading Trends 解説

デジタル民生機器の 2005年,停滞説を打破する条件

名実共にエレクトロニクス産業の牽引役となったデジタル民生機器。「デジタル家電バブルの崩壊近し」と揶揄される中,エレクトロニクス・メーカーが引き続き市場を拡大させ着実に収益を上げるための条件を探った。

Leading Trends 解説

欧米大手が目指す「新興市場」 技術革新のダークホースに

米IBM Corp.がパソコン事業を中国企業に売却--このニュースはパソコン市場の一大転機を象徴している。中国やインド,中近東やアフリカなどの「新興市場」に対して,欧米企業の関心がにわかに高まってきた。

Guest Paper 究極の光メモリ

離陸間近のホログラフィック媒体 2006年に200Gバイトを実現

「究極の光メモリ」といわれ,これまで何十年もの間,研究開発が進められてきたにもかかわらず,いまだに実用化されていないホログラフィック記録再生技術。しかし,ここにきてBlu-ray DiscやHD DVDなど次世代光ディスクの次を担う光ディスク技術として注目を集めている。

Tech Tale

「トップガン」の街へ飛ぶ

着うたフルの開発(第3回)

Interview

Samsung社との関係は蜜月ではなく競争です

デジタル時代の知財戦略
ソニー 業務執行役員 上席常務 知的財産センター長 中村 嘉秀氏

NETs 講座

携帯機器用ベクトル型プロセサを開発

NETs 連載講座

無電解メッキで線幅15μmのCu配線を形成

What's New 視点焦点

とうとう垂直がモノになる,HDDの記録方式が大転換
地デジタル対応の携帯端末,どこまで受信できるのか
再生インク・カートリッジは「特許権を侵害せず」
ソニーのPDPテレビ撤退,次の狙いは「超HDTV」
テレビ向け画像処理に新顔,部品コストの削減で勝負
新構造のIGBTが登場,ACアダプタが消える

Selected Shorts雑抄拾読

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New Products 新製品

【携帯向けカメラ】ビデオ・カメラに迫る動画,300万画素の低背品
【無線LAN】組み込み機器への搭載想定,待機時消費電力は300#W
【スペアナ】時間分解能が20nsと小さく周波数の揺らぎを観測できる
【UVアニール装置】もろいlow-k膜の強度が高まる,空孔を拡大して比誘電率も低減