システムLSIとモバイル、Samsungはこう攻める
各事業担当役員に聞く- Motorola Mobilityを買収へ、Googleがほしいのは豊富な特許群
幹部は買収後も携帯端末事業などの独立運営を強調 - 東芝が半導体で新戦略、メモリの製造力を他製品に生かす
大分工場300mmラインはCMOSセンサ用に転換 - 全固体電池の実用化が加速、東工大とトヨタら、新材料を合成
固体電解質で有機電解液を超えるイオン伝導度を実現 - “ピンボケしない”カメラ、マイクロレンズの活用で実現
Lytro社がシステムを大幅に小型化、2011年内に発売へ - 進化するSi製パワー素子、特性面でGaNに迫る
ICEMOS社とオムロンが開発
車載向け基板実装に道拓く
150℃で使えるPbフリーはんだ
パナソニック 生産革新本部 生産技術研究所
大型蓄電池を送電網に接続
周波数安定市場に熱視線
ここしか入りませんから!
富士重工業 車載ステレオ・カメラの開発(第2回)ETロボコンの事例で学ぶ モデル活用の効能(第2回:参加チームの事例(1))
似た知識の点在が問題
モデルを修正して構造を簡単に
- モバイル:12億米ドルの買収劇から1年4カ月、HPが「webOS」端末事業を打ち切り
- ディスプレイ:高付加価値化が進む中小型液晶、ソニーはRGB+W方式で消費電力半減へ
- デジタルヘルス:計画停電時の医療水準低下が浮き彫りに、医療機器の蓄電池搭載や省エネにも脚光
EPUB
無線LAN(Wi-Fi)の適用分野が今、さらに拡大しようとしています。その範囲は従来のパソコンや周辺機器、スマートフォンなどから、テレビやエアコン、医療機器、車載機器などに広がりつつあります。
こうした動きの背景には、何があるのでしょうか。ご想像がすぐ付くかと思いますが、スマートフォンやタブレット端末の存在があります。ほぼすべて、無線LAN機能が載っています。これを受けて、無線LAN用送受信ICの出荷額は右肩上がり。2011年には、年間10億個を突破する勢いです。結果、量産効果によって低価格化が進み、その恩恵を受ける形でテレビや白物家電にまで、無線LAN機能が裾野を広げようとしているわけです。
以上述べたような無線LANを取り巻く最近の動きや今後の展開のほか、将来の無線サービスを担う次世代仕様の策定状況、そして無線LANモジュールの開発動向などを最新号の特集「無線LAN 新たな挑戦~テレビ、白物、スマートグリッドを射程に~」で、まとめてみました。
このほか最新号では、今後の国内医療機器産業の発展に向けて多くの示唆を含んでいる、ある企業の挑戦を紹介した解説「国内ベンチャーが補助人工心臓の販売まで、いかにこぎ着けたのか」、韓国Samsung社のシステムLSIとモバイルの各事業担当者に今後の戦略などを聞いたスペシャル・インタビュー「システムLSIとモバイル、Samsungはこう攻める」、NEレポート「GoogleがMotorola Mobility買収、豊富な特許を得て攻撃かわす」、パナソニックの技術陣による論文「車載向け基板実装に道拓く、150℃で使えるPbフリーはんだ」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄