スペシャル・インタビュー

必ず勝てる、共にSamsungに挑もう

鴻海精密工業 董事長 Terry Gou(郭台銘)氏
NEレポート
  • TVホワイトスペース活用へ、沸き立つ無線LAN業界
    IEEE802で初の標準規格成立、新たな作業部会も発足
  • ソニーの新型Liイオン電池、Sn系負極で容量を25%増に
    ノート・パソコン向けに2011年中に量産へ
  • 電鋳技術をコネクタに初適用、信頼性や特性の向上に寄与
    オムロンがFPCコネクタ製品と電池用コネクタ製品で採用
  • Kinectをロボットのセンサに、Microsoftが対応環境を投入
    ゲーム機やパソコン向けから、ついにはロボット応用に
  • 光を熱に変えて蓄える材料、MITがレアメタルなしで開発
    色素とカーボン・ナノチューブで体積エネルギー密度が690Wh/Lに
寄稿

電気自動車の充電に向けた
ワイヤレス給電技術を開発

インタビュー

購買意欲はなくならない
国内市場拡大の鍵はある

高田 明 氏
ジャパネットたかた 代表取締役
ワールド・レポート from アジア

日本人のアジア派遣者 現地の評価は、なぜ低い

ドキュメンタリー

これが最後のチャンスだ

ゲーム・ソフト「洞窟物語」の開発(最終回)
NEアカデミー
ETロボコンの事例で学ぶ モデル活用の効能(第1回:モデルを書く意味)

違ったものになりがちな
モデルとソース・コード

NEセミナー・セレクション
次世代医療機器サミット(最終回)

次世代医療機器開発のカギや課題は何か

クローズアップ
  • 家電:独自性を高めた液晶テレビが続々、アナログ停波後の需要喚起を狙う
  • 半導体:実用化始まったTSVによる3次元化技術、パッケージ・ロードマップも刷新へ
  • エネルギー:住宅に向けた蓄電システムに脚光、まずは低価格の鉛蓄電池が主流に
キーワード

Kinect

編集長から

 先日、実家に帰ったところ、懐かしいものが目に飛び込んできました。すだれです。直射日光が差し込む居間の軒先にぶら下がっている様を見て、子供の頃に我が家のみならず近所の家々でもよく見た景観がよみがってきました。また、ゴルフ場に行った時には、クラブハウスの食堂の窓際によしずが全面的に立て掛けてありました。気分的なものもありますが、これが結構涼しい。「こんなものが、今も売られているのか」と思ったのですが、ホームセンターなどで販売されているみたいです。ただ、最近は価格の安い中国産の葦(よし/あし)が使われているとか。

 東日本大震災後、節電に対する消費者の意識が高まっています。万が一の計画停電に備えようとする動きもあります。すだれやよしずの積極的な利用は、その一端にすぎません。こうした中、蓄電池を搭載する家電にも消費者の支持が集まっていることを受け、「蓄電機器」を市場に投入するメーカーも登場しています。これらの動きは一過性ではなく、家電機器の将来像にも影響を及ぼしそうです。蓄電機器が普及すれば、電力のピークシフトを促すことも不可能ではありません。震災を機に消費者心理はどう変わったのか、蓄電機器の登場は今後の機器開発にどういった影響を及ぼすのか、実際の蓄電機器の中身はどうなっているのか。最新号の特集「蓄電生活 始まる」で探ってみました。

このほか、台湾Hon Hai Precision Industry社(鴻海精密工業)の董事長であるTerry Gou(郭 台銘)氏へのスペシャル・インタビュー「必ず勝てる、共にSamsungに挑もう」、10年後の自動車社会を展望した解説「駐車していても価値を生む、クルマは電力インフラに」、NEアカデミーの新連載「ETロボコンの事例で学ぶモデル活用の効能―第1回 モデルを書く意味―違ったものになりがちなモデルとソース・コード」、ジャパネットたかた 代表取締役 高田明氏へのインタビュー「購買意欲はなくならない、国内市場拡大の鍵はある」、NEレポート「TVホワイトスペース活用へ、沸き立つ無線LAN業界」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。

日経エレクトロニクス編集長  田野倉 保雄

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