私生活を充実させると仕事の時間生産性が向上する

　これまでワーク・ライフ・バランス（WLB）支援に積極的に取り組んできた企業であっても、「今は社員のWLB支援どころではない」との声が聞かれる。その背景には、WLBおよびWLB支援の内容が正しく理解されていないことがある。

電子機器メーカーが野菜を育てるワケ、栽培経験を糧に装置の付加価値を向上

　秋田県の南東部、奥羽山脈と出羽山地に囲まれた横手盆地は、国内有数の穀倉地帯だ。その横手市に、1981年に設立された横手精工は、プリント基板の実装や半導体関連設備などの組立事業を展開するほか、搬送装置などを自社開発する（図）。

管理者が見つけるべきムダ

　どんなに優秀な工場管理者でも、自社の工場に潜むムダを見つけ続けることは難しい。現場の状況が「当たり前」になり、ムダを見抜く目が曇りがちになるからだ。今回は、そんな管理者が気を付けたいポイントを学ぶ。

【第6回】「90后」という“新人類”、短所を認め長所を生かす

　「90后」を抜きに、これからの中国は語れません。90后とは「1990年代生まれの人」という意味です。同じ中国人でも、90后とそれ以前に生まれた人とでは、考え方や行動のパターンが大きく異なります。

五重苦ものづくりと開発DNA

　正直にいって、野菜や果物をカットしたりスライスしたりする機械の専業メーカーがあるとは思ってもいなかった。あるとしても大きな食品加工メーカーから依頼される自動機や専用機を造るメーカーか、あるいは治具/工具メーカーがその技術を生かして副業的に造るのなら分かる。

【第6時限】技術者たちを悩ますカオスの正体を、簡単な「作図」テクニックで暴く

　前回（2010年8月号）の宿題は、一定の値に「サチる」式を作ることでした。皆さん、分かりましたか？このサチる現象って、世の中にはたくさんあります。有名なマルサスの「人口論」も、人口は将来サチりますと言った。

【第6回】ワイガヤ（2）実践編

愛について、何を知っている

　著者は、講演や授業などで「5秒で答えてください」と断ってから、必ず聞くことが3つある。

【第18回】創る──実践的テアダウンIII

　前回（2010年8月号）はページが少なく、「なんだ、概念だけか」と、フラストレーションがたまった読者もいたに違いない。そんな読者の方にもご満足いただけるよう、今回からは、私が実践してきた「佐藤式テアダウン」の神髄をとことん紹介していく。

【第6回】生産工程での効果刈り取り

3次元図面をデータベースに直結

ベンダ工業

冷間曲げと溶接から成る工法を自社で開発

「PLMをイメージできない」5年前とほぼ同じ55.6％

【調査テーマ】PLMシステムに対する認識と導入・運用の実態

　製品情報の共有と有効活用によって、製品開発のコスト削減や期間短縮などを実現するとされるPLM（Product Lifecycle Management）システム。グローバル競争を勝ち抜くのに必要といわれて久しいが、いまだその認知度は低い。

今なお挟み込まれて指の切断も、事故対策甘いパワーウインドー

加工品質の高さで迫り来る中国メーカー、生産性の高さで差異化する日本メーカー

　世界最大の工作機械消費国となった中国。好調な中国の工作機械市場を狙って、多くの日本メーカーが中国内の販売拠点やサービス拠点、生産拠点などを拡充している。日本の市場がかつての勢いを取り戻せない分、日本メーカーが中国市場に期待する度合いも大きい。

コスト1/10のEV向け減速機、サイクロイド歯車を「板鍛造」で成形

クラウド対応プリンタで見えた、機械製品の付加価値の変化

　日本ヒューレット・パッカード（HP）は2010年8月、インターネットに直接接続できるプリンタ「HPPhotosmart Wireless B110a」を発売した（図）。

スズで耐食性高めた新ステンレス鋼、新日鉄住金が低価格をウリに発売

　新日鉄住金ステンレス（本社東京）は、0.1質量％程度のスズ（Sn）を添加することで、フェライト系ステンレス鋼（以下、フェライト系）の耐食性を大幅に向上させた新鋼種「NSSCFW1」を2010年7月に発売した。

日産の排気量1.2Lの直噴エンジン、燃費をハイブリッド車並みに向上

　日産自動車は、燃費がハイブリッド車並みに優れる小型車向けガソリンエンジン「HR12DDR」を開発した（図）。新型「マーチ」に搭載した、排気量1.2Lの直列3気筒エンジン「HR12DE」を基に、ガソリンをシリンダ内に直接噴射（直噴）する方式に切り替えてミラーサイクル（後述）化した上で、必要時には過給…

リモコンを振ってどうする？

　写真は、テレビのリモコンを振っているところである。だが、例えば家庭用ゲーム機のリモコンなら分かるが、テレビのリモコンを振ってどうしようというのか。振るだけでチャンネルや音量などを変えられる？

「創造カイゼン」

確率50％なら「できる」

佐藤 育男　日本製鋼所 代表取締役社長

　私たちは、原子力発電所向けに、圧力容器とか発電機のロータシャフトといった極めて高い品質や信頼性が要求される部品を製造しています。そんな当社が世界中から注目を集める背景には、米国などの国々が一時凍結していた原発建設を相次ぎ再開する、いわゆる「原子力ルネサンス」があります。