NTTは,同社が開発した自由に曲がる光ファイバを活用して,宅内の光配線を効率化する2つの製品を開発した。(1)部屋に引き込んだ配線をONU(光終端装置)に接続するための光ファイバ・ケーブル「光ファイバコード」と(2)光ファイバ・ケーブルをカール状にクルクル巻いた「光カールコード」含む配線キット,である。

 いずれの製品でも,曲げに強い空孔アシスト型の「ホーリーファイバ」を使う。さらに光ファイバコードでは,光ファイバの端面を清掃/防塵できる新型コネクタを両端に付けた。またコード部分には,曲げ癖の付きづらい被覆を施してある。

 今回の光ファイバコードは2005年以内の製品化の予定で,まずは法人での販売から開始する。配線キットは2006年度の製品化を目指す。