特集:日本半導体,最後の賭け

「正直,日本のシステムLSIメーカー数は『少し多い』と思う」(東芝 代表執行役社長の西田 厚聰氏)。日本の半導体産業が正念場を迎えた。世界的な景気後退のあおりを受け,各社の半導体事業を見直す機運が高まっている。システムLSI業界の再編を求める東芝の呼びかけに,NECエレクトロニクスや富士通も理解を示している。かつて花形だったDRAM市場では,国内唯一のメーカーであるエルピーダメモリが苦境に立たされている。「勝ち組」さえも青息吐息の世界市場の中で,日本の半導体は生き残ることができるのか。

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NECエレとルネサスが合併契約を締結,統合後100日以内に強化分野の「仕分け」を実施

 NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジは,2010年4月1日を合併期日とする合併契約を締結したと,2009年12月15日に発表した(ニュース・リリース)。両社は2009年9月16日に事業統合に関する統合基本契約を締結していた(関連記... (続きを読む2009/12/15

解説:マイコン業界,黒船来航で競争激化

統合を決めたNECエレクトロニクスとルネサス テクノロジは,いずれもマイコンに強みを持つ。マイコンは,そもそもどういうチップなのか。現在,マイコン業界の構図はどうなっているのか。マイコンとSoC(システムLSI),さらにはASICやASSPとの違いは何か。こうした疑問に答える記事を,日経マイクロデバイスが2008年11月号から転載する。

検証:日本半導体はどこで道を誤ったのか

1980年代,DRAM事業の成功で日本の半導体メーカーは栄華を極めた。ところが1990年代以降,韓国勢をはじめとするライバルの攻勢を受けて国内各社は急速にシェアを落とし,21世紀に入ると軒並み汎用DRAM事業から撤退してしまった。その後の大きな柱に育てようとしたシステムLSI事業は,いまだに強いとは言えない状況である。日本メーカーは,どこで打つ手を間違えたのか。日経エレクトロニクスの過去記事から,これまでの戦略を検証する。

東芝の皮算用

システムLSI事業とディスクリート事業を分社化する意図を示した東芝は,つい一年前には全く逆の戦略を描いていた。想像を上回るフラッシュ・メモリ市場の悪化が,同社のもくろみをうち砕いた格好である。東芝がかつて描いた将来像を,日経エレクトロニクス,2008年4月21日号の特集記事で振り返る。

共同ファブの夢

国内メーカーの製造部門を統合した「共同ファブ」を立ち上げる構想がかつてあった。一挙両得を目指したこの構想は,結局うまくいかなかった。失敗の根底には,一体何があったのか。日経エレクトロニクスが2007年に掲載した連載記事で検証する。

デジタル家電の賭け

システムLSI事業の正否は,国内家電メーカーとの連携に掛かっている。2001年ごろ,国内ではこのような見方が支配的だった。当時の日経エレクトロニクスの解説記事からは,国内機器メーカーの自信がありありと伺える。ところが,現在のデジタル家電市場は決して日本メーカーの独壇場ではない。日本市場ばかりに気をとられたことが敗因だったのか。

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