ご好評につき、本イベントの座席のうち、開催フロア(3階)のお席は満席となりました。
今後のお申込みは、4階席となります。ご了承のうえお申込みください。

 自動運転時代を迎えるに当たり、自動車業界が「車載Ethernet」の採用に舵を切っています。Ethernetはこれまで、オフィスや家庭の通信機器やパソコンなどを接続するネットワークで利用されてきました。今後は、自動車内のECUや電装品同士をつなぐ車載LANにEthernetが広がっていきます。

 自動運転では、「走る」「曲がる」「止まる」といった「制御系」、ADASなどの「安全系」、シートやパワーウインドーなどの「ボディー系」、カーナビやリアシート用ディスプレーなどの「情報系」といった系統(ドメイン)をまたぐかたちでの協調制御が必要になります。すると、バックボーンなどで扱うデータ量が増える。そこで出番となるのが、100Mビット/秒、1Gビット/秒、10Gビット/秒と高速な車載Ethernetです。車載Ethernetであれば、ケーブル数を抑制しながら、高速なデータ伝送が可能です。ケーブルが少なければ、設置空間や重量の面でも有利になります。

 加えて、Ethernetを用いれば、車載ネットワークの構成を簡素にできる利点があります。現在の車載LANでは、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)に複数のECUを接続し、それらのネットワークをゲートウエイで次々につないでいくため、機能を追加するたびにネットワークが複雑化しやすい。その結果、開発工数が増えてしまい、コスト増大につながります。Ethernetを使うと車載LANをよりシンプルに構成でき、後継機種の開発や設計の使い回しが容易になるので、コストを下げやすくなるのです。

 車載ネットワークをEthernetで構成すれば、IPベースでデータをやり取りできます。すると、外部ネットワーク、すなわちクラウド側との連携がより容易になります。

 このように、自動運転時代に適した車載Ethernetですが、Ethernetを車載LANに広く活用するには、通信のリアルタイム性やフェイルセーフの確保など自動車ならではの要求を満たす技術を盛り込む必要があります。その技術開発や、仕様を策定する動きが進んでいます。加えて、クラウド側との連携が加速するため、セキュリティー対策も入念に講じる必要があります。

 そこで本イベントでは、この車載Ethernetを中心に、次世代の車載ネットワークの動向や、セキュリティー対策、クラウド連携に関する話題をピックアップします。大手自動車メーカーや車載部品メーカーをはじめ、国内外から第一線で活躍する講師を招聘して講演していただきます。

 また、車載Ethernetに取り組む企業から最新のデモンストレーションを展示スペースにて実演していただきます。2日間の開催ですが、初日終了後には、より深い知識の共有と情報交換などができる交流会を実施いたします。皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

名称 自動運転時代の車載Ethernet
~大容量通信からセキュリティー、クラウド連携まで~
開催日時(1日目) 2017年7月24日(月)13:00~18:00(12:00開場予定)
交流会(18:15~20:15)
開催日時(2日目) 7月25日(火)10:00~16:30(9:30開場予定)
会場 神戸国際会議場 (神戸市・中央区)
〒650-0046 神戸市中央区港島中町6-9-1 MAP ↗
主催 日経エレクトロニクス / 日経Automotive
後援 JasPar
協賛 マーベル、マイクロチップ・テクノロジー、
リアルテック・セミコンダクター社、ベクター、
ルネサス エレクトロニクス

プログラム

1日目 ― 7月24日(月) 13:00~18:00(12:00開場予定)交流会(18:15~20:15)
13:00 - 13:45
JASPARが進める車載Ethernet最新技術と業界動向について

JASPARでは2012年からEthernetの車載化に向けた要素技術開発とその標準化に取組んでいる。
今回は、現在JASPARが注力しているEthernetセキュリティ、1Gbps Ethernetの開発状況を中心に解説するとともに、関連する標準化団体の取組みや業界動向についても紹介する。

後藤 英樹 氏

トヨタ自動車
電子プラットフォーム開発部 車載セキュリティ開発室 グループ長
(JASPAR次世代高速LAN WG 主査)
後藤 英樹

13:50 - 14:30
JASPARが進める車載Ethernetにおけるサイバーセキュリティへの取り組み

JASPAR 次世代高速LAN WG内のアーキテクチャチームにおける活動として、サイバーセキュリティに対する車載Ethernetの技術を検討している。既存のセキュリティ技術から車載システムとして優先的に検討すべき技術(VLAN, Filtering, SSL/TLS)を抽出し、各技術の車載システムへの適用方式を検討した。本発表では検討結果を報告する。

片岡 幹雄 氏

日立オートモティブシステムズ
情報安全システム事業部 設計開発本部 情報通信設計部
(JASPAR次世代高速LAN WG アーキテクチャチームリーダー)
片岡 幹雄

14:35 - 15:20
自動運転時代に求められる車載へフォーカスしたデンソーのEthernet技術

近年、自動車は安全性向上、利便性向上のためADAS(先進運転支援システム)や自動運転などの技術開発が加速している。それに伴い我々が設計する将来アーキテクチャも車両電子システムの高度化に対応すべく、バックボーン含めEthernetの適用範囲は広がり、Ethernetは非常に重要な役割を果たす通信と考える。本講演では、機能安全やセキュリティ等の車載ならではの要件を満たす車載Ethernet高信頼性化の取り組みをご紹介する。

加来 芳史 氏

デンソー
基盤ハードウェア開発部 車載通信技術開発室
加来 芳史

15:20 - 15:45

休憩

15:45 - 16:25
ベクターの車載Ethernetとセキュリティーソリューション

ベクターの車載Ethernetに対応したツールや組込ソフトウェアは、設計や開発で既に使用されている。本公演では開発ツール「CANoe.Ethernet」と16ポート搭載ハードウェア「VN5640」を使用したソリューションと、開発ツールや組込ソフトのセキュリティー対応について紹介する。

竹本 順一 氏

ベクター・ジャパン 開発ツール部
竹本 順一

16:30 - 17:10
セキュアな自動車向けイーサネット・スイッチ

自動車の車両内通信としてイーサネットが使われるデザインが急速に増えるに伴って、セキュリティの必要性がますます高まっています。車載イーサネットの第一世代に比べるとこれからのアーキテクチャはまるかに複雑な利用がなされるでしょう。今やイーサネットは安全性の求められるADASにも使われるようになり、セキュリティの高い通信は最優先とも言えます。このセッションではこれらのニーズに対応するために必要な仕組みについて説明致します。

マンフレッド・クンツ 氏

Marvell Semiconductor Germany GmbH
Senior Director Engineering
マンフレッド・クンツ

17:15 - 18:00
パネルディスカッション
JasParメンバーが語る、車載イーサネット、その可能性と未来

〈パネリスト〉

日産自動車
電子アーキテクチャ開発部 電子アーキテクチャ開発グループ
湯本 大次郎

マツダ
MDIプロジェクト室 主幹
山﨑 雅史

トヨタ自動車
後藤 英樹

デンソー
加来 芳史

日立オートモティブシステムズ
片岡 幹雄

〈モデレータ〉

日経エレクトロ二クス 記者
根津 禎

18:15 - 20:15

交流会(19:15中締め予定)

2日目 ― 7月25日(火) 10:00~16:30(9:30開場予定)
10:00 - 10:55
The pervasive Ethernet in-vehicle network
Kirsten.Matheus 氏

ドイツBMW社
Electrics/Electronics and Driving Experience Environment
Communication Technologies
Kirsten Matheus

11:00 - 11:45
コンチネンタルの考える将来の車載ネットワークアーキテクチャとEthernet技術

本講演では、自動運転・コネクテッドカー時代に必要な車載ネットワークアーキテクチャに着目し、コンチネンタルの考える動的ネットワークソリューションとEthernet技術について紹介する。持続可能な自動運転サービス実現のためには、継続的な機能追加やセキュリティ強度向上を可能とする柔軟な車載ネットワークが必要不可欠である。IT業界では、仮想ネットワークを用いてソフトウェアによるアーキテクチャー変更を可能にする技術がすでに用いられている。このようなIT技術を活用することにより、柔軟な動的ネットワークが車載ネットワークにおいても実現可能とコンチネンタルは考えている。

松本 浩幸 氏

コンチネンタル オートモーティブ ジャパン
インテリア部門 ボディ&セキュリティ事業部 ネットワーク製品グループマネージャー
松本 浩幸

11:50 - 12:20
車載Ethernetにおける通信路でのロバスト性向上の研究

高速 ・大容量化する 車載通信の要求に応えうるEthernetを車載化するには、厳しい環境下でも通信が維持できる電子回路や通信路の設計が求められる。特に電磁両立性に関しては厳密な管理を要する。車載環境下の外乱や、構造制約を考慮しなければならない通信路に着目し、ロバスト性向上を図った研究成果を紹介する。

吉田 薫 氏

トヨタ自動車
電子制御基盤技術部 電子機能実験室
吉田 薫

12:20 - 13:20

昼休み

13:20 - 14:05
車載光イーサネット:技術動向と標準化

光ファイバ通信は、公衆回線用として既に100Gビット/秒までの規格がIEEEで策定されており、EMC特性や軽量化、低消費電力化の点でも車載要件に適合した規格策定へのニーズは高い。本講演では、JASPARやOPEN Alliance SIG、経済産業省プロジェクトの連携によって2017年3月に策定した光ファイバ通信規格「1000BASE-RH規格」、および、関連技術と車載光通信シミュレーターの開発状況等について紹介する。

各務 学 氏

豊田中央研究所
システムエレクトロニクス1部 主席研究員
各務 学

14:10 - 14:50
Modular, Scalable and Flexible test systems for Automotive Ethernet and many other Automotive Networks

This presentation describes K2L´s OptoLyzer MOCCA concept and how those devices can easily build comprehensive, multi-network test and validation systems. Due to the fact that these can then quickly be adapted to new architectures and new use cases, it will also significantly reduce testing cost and shorten time to market.

It especially focuses on Automotive Ethernet and how the OptoLyzer MOCCA concept supports Ethernet in terms of logging, tracing or analyzing networks traffic in several links of an Ethernet based system architectures and how this can be combined with other networks such as CAN-FD that is tunneled, bridged or translated through or to Ethernet. Simulating devices or systems that contains a switch is discussed also in detail and it explains how flexible simulation system can be accomplished, further supporting shorter testing time, reduced test costs and in the end higher product quality.

Jan Huber 氏

K2L GmbH & Co. KG
Software Engineer
Jan Huber

14:50 - 15:05

休憩

15:05 - 15:45
Time-Sensitive Networking (TSN) for use in Autonomous Driving

Next generation E/E architectures require flexibility, scalability and data security, which Ethernet easily affords. TSN will enhance Ethernet’s role in autonomous driving, which requires deterministic networking and safety-critical requirements, to handle the growing number of embedded sensors and amount of data exchanged in and around the vehicle platforms. In our presentation, Realtek will assess TSN’s rich features and how TSN allows OEMs to quickly and confidently move ever closer to full autonomous driving.

Albert Kuo 氏

リアルテック・セミコンダクター社
Director
System Design Dept. III, Communication Network Business Group
Albert Kuo

15:50 - 16:30
自動車関連メーカーへのQ&Aセッション

セミナーに登壇していただいた自動車関係企業の講師に、受講者の方を代表してモデレーターが質問いたします。当日、受講者の方には質問用紙をお配りますので、ご記入ください。キーパーソンに質問できるまたとない機会です。

〈登壇者〉

デンソー
加来 芳史

コンチネンタル オートモーティブ ジャパン
松本 浩幸

ドイツBMW社
Kirsten Matheus

JASPAR
後藤 英樹

  • ※両日とも途中、適宜、休憩が入ります(25日は昼休憩もあり)。
  • ※現時点で決定した内容を掲載しています。講演日や時刻等を含め、プログラムは決まり次第、随時更新いたします。あらかじめご了承願います。

自動運転時代の車載Ethernet お申し込み

2日券 価格:69,800円(税込)

ご好評につき、本イベントの座席のうち、開催フロア(3階)のお席は満席となりました。
今後のお申込みは、4階席となります。ご了承のうえお申込みください。

注意事項

※ 受講料には24日に開催する交流会および25日の昼食を含みます。
※ 満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

■受講料のお支払い:
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書をご郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
「クレジットカード支払」の方には、受講券のみをお送りいたします。

■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など:
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。

■最少開催人員:
50名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。

後援

JasPar

協賛

MarvellMicrochipRealtek SemiconductorVector

renesas

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