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アナログ技術フォーラム 2008 ―エレクトロニクスが医療を変える― Analog Technology Forum 2008

 最先端のアナログ技術が,医療機器の進化の原動力となっています。超音波診断装置の性能向上に向け,高速で分解能の高いA-D変換器ICが用いられたり,次世代のカプセル内視鏡に新規の電源制御技術が採用されたりといった例が少なくありません。最新の医療機器の特性向上要求がテクノロジー・ドライバとなって,アナログのデバイス技術が進化するという構図も見えてきました。新世代のアナログ・アーキテクチャを,まず医療機器から導入するという半導体メーカーも登場しています。今回のアナログ技術フォーラムでは,医療機器の性能向上とアナログ・デバイス技術の進化について,第一線の技術者や研究者が最新動向を解説します。

概要

■日時: 2008年6月25日(水) 10:00〜17:30 (開場9:30)予定
■会場: 東京コンファレンスセンター・品川
■主催: 日経エレクトロニクス

受講料

■一般価格: 43,000円
【特典】受講者すべての方に「日経エレクトロニクス」(1年27冊)をお届けします。現在ご購読中の方は,購読期間を1年間延長させていただきます。
※ 満席になり次第,申込受付を締め切らせていただきますので,お早めにお申し込みください。

プログラム

10:00〜10:50

カプセル内視鏡を進化させるエレクトロニクス技術

アールエフ
代表取締役社長
丸山 次郎 氏

医療用カメラなどを手掛けるアールエフは,飲み込むことで体内の様子を撮影する「カプセル内視鏡」を開発,認可申請を進めている。内蔵するレンズと撮像素子を使い,6〜8mにおよぶ消化管全体を回転しながら超接写で撮影する。2次電池などは持たず,電力は無線によって外部から供給する仕組みだ。同社 代表取締役社長の丸山氏が,カプセル内視鏡開発の狙いと,そこに用いたエレクトロニクス技術について,さらに今後どのようなデバイス技術の進歩に期待しているかを語る。

11:00〜11:50

新世代アーキテクチャがアナログ・デバイスを変える

群馬大学
大学院工学研究科 電気電子工学専攻 教授
小林 春夫 氏

今,アナログ回路アーキテクチャに革命が起きている。デジタルのロジック回路と同等の微細プロセスを適用し,1V以下で駆動できるアナログ回路の利用が広がっているのだ。こうした微細プロセスや低電圧駆動に向いた新規のアナログ回路アーキテクチャは,「新世代アナログ」とも呼ばれ,じわじわとその導入が拡がっている。同分野の研究者である小林氏が,新世代アナログの考え方や適用事例,そして医用工学やメディカル・エレクトロニクス,生体情報センシングなどへの展望を述べる。

11:50〜12:40
昼食休憩
12:40〜13:30

なぜ医療機器は,最先端のアナログ技術を求めるのか

米Analog Devices,Inc.
Healthcare Segment Director
Patrick O'Doherty 氏

医療機器の進化が,アナログICの技術的発展に依存する傾向が強まっている。アナログICはより高いチャンネル数とスループットを達成し,より大幅に医療機器のサイズと消費電力を削減することを求められる。この傾向は特に超音波診断装置やX線CT装置で見られたが,現在ではあらゆる医療機器に広がっている。医療分野に向けたA-D変換器ICなどで多数の採用実績を持つ米Analog Devices,Inc.が,医療機器の市場動向と,求められる技術の動向を解説する。

13:30〜14:20

A-D変換器の進化は,どこへ向かうのか

東京工業大学
大学院理工学研究科 電子物理工学専攻 教授
松澤 昭 氏

デジタルのロジック回路の微細化に歩調を合わせる格好で,A-D/D-A変換器に用いるプロセスの微細化も進んでいる。1V以下の低電圧での駆動を狙い,従来のパイプライン型などから,「オペアンプ・レス」であるフラッシュ型や逐次比較型などに再び注目が集まりつつある。今後,A-D変換器のアーキテクチャの進化は,どのような方向へ進むのか。A-D変換器の開発に長年取り組んできた松澤氏が,その方向性を解説する。

14:20〜14:40
休憩
14:40〜15:30

「消費電力を30%減らせる」,医療機器などに向け,連続時間方式のΔ∑型A-D変換器をついに実用化

ナショナル セミコンダクター ジャパン
マーケティング本部 データコンバージョン&アンプリファイアプロダクト担当課長
山口 登 氏

次世代のA-D変換器のアーキテクチャとして長年,専ら研究対象となっていた連続時間方式のΔ∑型A-D変換器。それがいよいよ実用化の段階を迎えた。米National Semiconductor Corp.は,分解能が12ビット,標本化速度が50Mサンプル/秒の連続時間方式Δ∑型A-D変換器を,2008年第3四半期から医療機器などに向け量産出荷する。連続時間方式のΔ∑型A-D変換器は,積分器のループ・フィルタにアナログ型の積分器を利用する。積分器にスイッチト・キャパシタを用いる離散時間型に比べ,コンデンサ数を減らせるため高速化しやすい。同社の担当者が,開発の狙いと,消費電力の低減効果について述べる。

15:40〜16:30

超音波フロントエンド・アンプ:シグナルチェーンの性能限界を解き放つ設計技術

Texas Instruments, Inc.
Analog design engineer, Medical and Hi-Reliability Product Group
Harish Venkataraman 氏

超音波システムは高性能化と小型化の両面で急速に進化している重要な医療診断ツールである。 近年入力信号の多チャネル化が進み256チャネルは標準であり,4Dシステムでは4096チャンネルにもなっている。 センサーに接続されるLANの入力電圧ノイズ・レベルとそのバンド幅は,入力信号パス全体にとって重要であり,システム全体の性能を決定付ける。 続くVCA,PGAアンプ群も同様に高いノイズ性能とバンド幅を求められ,ハイエンド・システムでのADCの分解能は12 ビットが求められる。しかも多チャンネル化に対応するにはアナログ回路において劇的な低消費電力化が必要となる。TIではこのような要求に応えるためには,各アナログコンポーネントに最適な集積化デバイス・テクノロジーと設計技術が必要と考えている。同社の担当設計者が,これら最新のアナログ技術について述べる。

16:40〜17:30

アナログ・デバイス開発に向け,進化するシミュレーション・ソフトウエア

シルバコ・ジャパン
代表取締役社長
Dr. Ivan Pesic

医療機器など低消費電力化が求められる機器においては,アナログ・デバイスの設計をサポートするソフトウェアも重要な要素となる。シルバコ・ジャパンは,低消費電力のアナログ,アナログ/ミックスド・シグナル・シミュレータならびにRF回路シミュレータを手掛けている。最新のSPICEモデルをウェブからオン・デマンド・ダウンロードして精度を保ちながら,SPICE Verilog-A, Verilogの統合環境下で,大規模な回路シミュレーションを可能にしている。Synopsys社のHSPICEおよびCadence社のSpectreとの互換性も特徴とし,ライセンスに関してもTOKENやOMNI,そして無制限ライセンスを用意する。同社の代表取締役であるIvan Pesic氏が,同社の設計ソリューションを解説する。

※講演時刻等、随時更新いたします。
※プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
※海外講師の講演には,同時通訳が付きます(英→日)。

■受講料のお支払:後日,受講券・ご請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお,振込手数料はお客様のご負担になりますのであらかじめご了承ください。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席:お申し込み後のキャンセル,ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。

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