英Lotus社がスポーツカー「Elise」のサスペンションアームをアルミから鋼に置換,コスト64%減
米鉄鋼協会(AISI)は,英Lotus社が同社のスポーツカー「Elise」のサスペンションアームをアルミニウム合金から鋼に置き換えて大幅なコスト削減を実現したと発表した。コスト削減幅は車両1台当たり約190米ドルで,率にして64%に上る。質量の増加は約1.6kgに抑えたという。
今回の材料置き換えは,AISIが2000年に報告した,鋼を使った超軽量サスペンションの研究開発プログラム「ULSUS(UltraLight Steel Auto Suspension)」の成果を生かしたもの。材質は大気中で自然冷却した熱間鍛造品。Lotus社がこの材料を選択した理由は硬度の均一性と,他の鍛造用鋼に比べて加工性が高かったこと。さらに,付加的な熱処理やアニーリングなしに,繰り返し荷重に対する高い耐久性を示したのもメリットだった。
日本でも軽量化を狙って足周り部品へのアルミ合金の使用が増えており,国内鉄鋼メーカーは危機感を強めている。国内でも鉄側の巻き返しはありそうだ。













