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IAA2003(第60回フランクフルト・モーターショー)

【フランクフルトショー速報(14)】マツダ,新開発のディーゼルエンジン「MZR-CD」を出展

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2003/09/12 00:00
櫛谷 さえ子=日経Automotive Technology

 マツダは,2003年9月9日から報道関係者向けに開催された第60回フランクフルト・モーターショーに,新開発のディーゼルエンジン「MZR-CD」とガソリンエンジン「MZR2.0L PZEV」を出展した。どちらも環境性能を高めている。

 MZR-CDエンジンは,排気量2.0Lの水冷直列4気筒DOHC16バルブコモンレール式直噴ターボディーゼルエンジン。このエンジンは,低圧縮比を採用することで欧州モード走行時のCO2排出量を従来と比べて10%改善したほか,ターボチャージャの改良により出力とトルクが従来と比べて10〜15%向上し,最大出力が110kW/3500rpm,最大トルク360N・m/2000rpmになった。さらに触媒担持型DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)の採用により,欧州排ガス規制Euro4規制値と比べてNOxを25%以上,PM(粒子状物質)を75%以上低減し,黒煙成分をほぼ0にした。コモンレール噴射システムは180MPa(2万6100psi)。このエンジンは,「アテンザ(欧州名:Mazda6)」や「アクセラ(欧州名:Mazda3)」のディーゼルタイプに搭載すると見られる。

 MZR2.0L PZEVエンジンは,排気量2.0Lの水冷直列4気筒DOHC16バルブエンジン。米国のPZEV(Partial Zero Emission Vehicle)規制に適合している。PZEVエンジンの専用技術として,触媒の高性能化,リニアO2センサ,12噴孔インジェクタを採用した。排気マニホールド直下の触媒を2.5/1000インチにして1平方インチ当たりのセル数を900cpsiの高密度担体を採用して触媒の高性能化を図った。リニアO2センサは,排気中に残った酸素の量を検出しエンジン制御にフィードバックするもの。このエンジンは,米国向けMazda3に搭載する。


図1◎ディーゼルエンジン「MZR-CD」


図2◎ディーゼルエンジン「MZR-CD」のターボチャージャ


図3◎ディーゼルエンジン「MZR-CD」のコモンレール部分


図4◎ガソリンエンジン「MZR2.0L PZEV」


図5◎ガソリンエンジン「MZR2.0L PZEV」の触媒を斜めにカットして展示

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