2004/10/05 23:20
こうした画面サイズの変更が容易に行えることが,リアプロの特徴の1つと日本ビクターは主張する。実際,70インチ型の試作機で用いた表示素子と光学系は,同社が北米で販売中の製品(52インチ型品と61インチ型品)と同じである(関連記事)。画面サイズを大型化すると,スクリーンに写し出される各画素における色収差が顕著になる可能性もあるが,そうした問題はないという。同社は光学系を「当初から70インチ型品に利用することを見越して設計したため」と説明する。
DMD素子を用いるリアプロのメーカーの中には2005年初頭にも表示画素数を200万相当に引き上げた製品(フルHDTV対応品)を投入予定のメーカーもある。これに対し日本ビクターは「フルHDTV対応品に必要な表示素子を前面投射型プロジェクターに向けて既に量産している。ただし,リアプロに転用するかは未定。決して安くない表示素子を使いながら,PDPテレビよりもグッと低い製品価格を実現できるかなどを検討したい」という(関連記事)。
70インチ型品はソニーも展示
70インチ型のリアプロはソニーも展示していた。2004年9月に米Sony Electronics Inc.が発表した製品である(関連記事)。2005年1月に北米市場に向けて発売予定で,販売価格は1万ドルを見込む。奥行き方向の寸法は約60cm。表示素子に自社開発したLCOSの一種である「SXRD」を用いる。
大槻 智洋