2004/10/04 23:05
本放送の開始に合わせて各メーカーから受信端末やアンテナが発売される(図1〜図3,ニュース・リリース)。東芝が2004年11月に発売する携帯型受信端末「MTV-S10」は,同社による想定実売価格が6万円。シャープが2004年11月に発売する「4E-MB1」は同7万円である(図4,ニュース・リリース)。MTV-S10はMPEG-4とJPEGの復号化機能のみを備える。これに対し4E-MB1は,電子ブックの標準的なフォーマットである「XMDF」や,MP3,テキストの各ファイルに対応する。
車載端末も用意した。ダッシュボードに設置する「MBR0101A」(図5)と,本体をトランク内に設置しリモコンで操作する「MBR0102A」(図6)がある。モバイル放送による希望小売価格は前者が4万1790円(アンテナとクレードル込みでは5万2290円),後者が5万2290円である。共にモバイル放送がエレクトロニクス・メーカーと協力して開発したが,協力先の社名は明かさなかった。なお発表会では,京セラコミュニケーションシステムが韓国Innoace社製の車載端末を展示した(図7)。
モバイル放送に対応したアンテナは,アルプス電気やDXアンテナ,原田工業,マスプロ電工が展示した(図8〜図12)。このほか,2004年12月の発売を目指してCompactflashに対応するカード型受信端末を開発中という。
H.264への切り替えは1年後をメドに検討中
モバイル放送は携帯電話機での受信をにらんで符号化方式を,現在のMPEG-4からH.264に変更することを検討している。この詳細な計画については明かさなかったが,「1年後をメドにH.264に変更できるか技術的な検討をしている。それまでに販売された受信端末は,ソフトウエア更新によって継続してサービスを受けられるようにしたい」(同社)という。
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図2 受信端末の発売計画。青で示された部分が各製品カテゴリの第1世代品が各社から発売される時期。赤線は第2世代品。
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図5 ダッシュボードに据えつけるタイプの受信端末。クレードルに載せている。家の中にもクレードルを用意すれば,本体だけを車内から持ち出して部屋の中で利用することもできる。
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図6 トランク内に格納するタイプの受信端末だが,モバイル放送が発売予定としている「MBR0102A」とは外観が異なる。アルパインのロゴが見える。
大槻 智洋