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ソニーの全社改革プロジェクト経験を基に問題解決の考え方を集大成

2004/04/10 00:00
木崎
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 クオリティ・アンド・バリューコンサルティング(本社東京)は,問題解決の考え方を養成するWebベースの研修用システム「“有能塾”YOU KNOWNAVI」の開発を進めている。一部は販売も開始した。同社代表取締役社長の星寔氏が,1997年までソニーで開発設計改革,品質改革の全社プロジェクトのリーダーだったときの経験を基に作り上げた。担当者間,組織間の信頼関係を構築することで,日本的な造り込みや摺り合わせの作業を活性化することなどを目的にしている。

 このシステムは,例えば受講者に対して前工程と後工程が何で,自分はどんな付加価値を加えているかを答えさせるところから始まる。次に,前工程に対して何をしてほしいかを考えさせる。その後で,何をしてほしくないかを考えさせる。受講者は,何をしてほしいかを1項目考えるのに10〜20分掛かる半面,何をしてほしくないかは短時間に多数思いつくのが普通という。

 さらに,システムは自分がしてほしいことを後工程に対してやっているかどうかを聞く。普通はやっていないという回答が多いという。その後で,自分がしてほしくないことを後工程に対してやっていないかどうかを聞く。回答としては,実は結構やっているというものが多くなるという。

 このような思考を通して,被害者意識は容易に出がちなものであること,ギブ・アンド・テイクでギブが先行しにくいこと,などを本人自身が気が付くようにする。「特に40歳を過ぎると,人から問題点を指摘されると理解はできても気持ちが暗くなり,あまりやる気は出てこない」(星氏)。しかし自分がどうなのかを客観的に見せるようにすると,自分自身で気が付き,変わっていくきっかけになるという。いろいろと気を配れるようになることで,それまで見過ごしがちだった問題にも気が付くようになる。

 同社は人間の考え方をモデル化しており,「NM法」の創始者中山正和氏(故人)の「HBCモデル」を発展させたものとしてとらえている。合理的な思考を支援するものとして「ビジョン」と「感情」の必要性をはっきりさせているのが特徴。たいていの担当者にただ「考えろ」といっても成果は上がらないが,ビジョンや大まかなゴールを示すこと,感情の面でやる気を引き出すことで良い知恵がでるようになる。

 YOU KNOUWNAVIはサービスとして提供する。50名以内の場合で導入研修受講料が一人当たり5万円,システムの利用料が人数によらず1年間360万円。(木崎健太郎)

■問い合わせ先 TEL:03-5743-5580
        FAX:03-5743-5581
        e-mail:hoshi@qvc.co.jp
        URL:http://www.qvc.co.jp/

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