新日鉄,遅れ破壊に強いボルトが高層物件に大量採用と発表
新日本製鉄は,日鉄ボルテンと共同開発した超高力ボルト「SHTB」がホテル日航ベイサイド大阪に大量採用されたことを明らかにした。採用本数は約4万6000本で,重量では約29トン。超高力ボルトはこれまで中層の共同住宅(鉄骨鉄筋コンクリート造)に利用されてきたが,高さ100mを超える高層物件(地上33階建て)に採用されたのは今回が初めて。
超高力ボルトは,耐遅れ破壊特性に優れた材料と応力集中を緩和できる形状を採用して遅れ破壊を克服したボルト。従来の高力ボルト(F10T)と比べて耐力は約1.5倍と高く,ボルト接合部のコンパクト化に貢献する。加えて,ホテル日航ベイサイド大阪の場合には,摩擦耐力を大幅に高めた継手プレート「ハイパースプライス」を採用。超高力ボルトと併用し,ボルト接合部は従来比約1/3のコンパクト化を果たした。これにより,ボルト締め付け費の低減や工期短縮などにつながるという。(荻原博之)













