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キヤノンと東芝が大画面壁掛けテレビの共同開発で提携,2002年に月産5万台を目指す

1999/06/14 00:00
田中 正晴=編集委員
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 キヤノンと東芝は大画面壁掛けテレビの共同開発で提携した。具体的には,SED(surface conduction electron emitter display)の技術と量産化技術に関する共同開発契約を提携した。さらに両社は,合弁で製造会社を設立することでも合意した。2002年には,月産5万台を目指す。

 SEDは,これまでキヤノンが独自に開発を進めてきたディスプレイ・パネル。動作原理やパネル構造は,FED(field emission display)とよく似ている。記者会見場に10インチ型を持ち込んで展示した。現在は30インチ型の試作を進めているという。今回東芝と提携したのは,東芝がもつCRTの技術,特に蛍光体やゲッタなどの部品材料技術,真空管技術などに期待を寄せたからだ。御手洗富士夫社長は東芝と提携した理由について「これ以上最強なパートナーはいない」と説明した。

 一方の東芝の西室泰三社長は,これまでPDPの開発を見送ってきたことを明らかにしたうえで「技術開発で集中と選択を進めていく。ディスプレイに関してはSEDに集中して開発を進めていく。SEDをブラウン管と液晶に続く3本目の柱に育てたい」とした。

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