- 東北電NW、500カ所の太陽光に「誤制御」も、公表せず サーバー作業でミス、パワコンの制御スケジュールが更新されず 再生可能エネルギー発電所に対する出力制御(出力抑制)の運用で、東北電力ネットワーク(東北電NW)が2023年9月に誤って太陽光発電所の出力を抑制していたことが明らかになった。 [2024年03月13日]
- 屋根上メガソーラー、竣工後わずか半年で大量の出力不良パネル <第138回> 新規メーカーの製品は要注意 オンサイトPPAで売電しているメガソーラーから点検の依頼があった。太陽光パネルは屋根上に並んでおり、竣工してから約半年が経過している。 [2024年03月06日]
- 汚れが目立つ屋根上太陽光、真水を使う洗浄ロボットの効果は? <第137回> 花粉や黄砂にも有効、春先は費用対効果に優れる 今回は、太陽光パネルの洗浄効果を取り上げる。O&Mサービスを手掛けていると、顧客から「太陽光パネルの汚れが気になっているが、パネル洗浄の費用対効果を確認できないだろうか」との依頼がよくあるという。 [2024年02月21日]
- 焦げたパネルを毎年の定期点検で交換、メーカー保証後はどうなる? <第136回> 焦げとバックシート割れに特徴 北関東に立地するメガソーラー(大規模太陽光発電所)で、O&Mサービスを受託してから年1回、継続して4年間点検してきた。その度に焦げた太陽光パネルが見つかった。 [2024年02月07日]
- 分散パワコンが停止、ラック内にネズミの巣、難易度の高い発見例 <第135回> 保護部材にも慢心せずしっかり対策を エネテクが太陽光発電所のトラブルを調査し、対応している中で、最も難しさを感じている不具合の1つが絶縁不良(漏電)に関するものという。 [2024年01月25日]
- 盗難と未遂6回の末、新たな対策が奏功――「ラピュタの城」のような太陽光・続々編 <第134回> 警察の防犯指導で引き抜き型の車止めを追加 今回は、深い森のように雑草が覆い、まるでアニメ映画「天空の城ラピュタ」のような様相となっていた太陽光発電所のその後について取り上げる。 [2024年01月11日]
- 「雨が降ると漏電する」太陽光パネル、特定には高い難易度 <第133回> ドローンも併用して効率的に発見できるように エネテクが太陽光発電所のトラブルを調査し、対応している中で、最も難しさを感じている不具合の1つが絶縁不良(漏電)に関するものという。 [2023年12月27日]
- 11月に入ると急増する「電線の盗難」、過去最高のペースに <第132回> 復旧までの対応業務が増え、通常の点検に支障も 例年のように11月に入ると対応が激増するトラブルがある。電線の盗難である。年を追うように盗難への対応件数が多くなってきており、特に2023年は際立って増えている。過去最悪のペースになっているという。 [2023年12月13日]
- 温暖化の影響? 点検中のハチ殺虫剤の使用が最多に <第131回> 健康診断にアレルギー関連を追加も 近年は極端な気象が増えている影響なのか、はたまた温暖化による影響のためなのかは不明だが、太陽光発電所における虫の発生状況にも異変が生じているという。 [2023年11月29日]
- 太陽光でも「野生動物との遭遇」が急増、絡まった子ジカを救出した例も <第130回> 親子連れのイノシシ、マムシなどにも 国内の多くの地域で最近、大きな問題となっているのがクマやイノシシ、シカ、サルといった野生動物の人里への出没である。これまでは山の奥深くなどに行動範囲が限られ、人と遭遇する場合があっても限られていた。 [2023年11月16日]
- 酷暑で増加した太陽光発電の「電圧不均衡」、発火のリスクも <第129回> こまめな除草によるパネルへの影の解消が重要に 電圧不均衡による電気の逆流は、1台の接続箱や小型のPCSにつながれたストリングの回路ごとの電圧の差が一定以上に大きくなると生じる。なんらかの異常などによって電圧が低くなった回路に、正常な電圧の回路から電流が流れ込む。 [2023年11月02日]
- 海外製分散型パワコンの盲点、「感電や発火、コネクタの損傷」、点検を受託しない例も <第128回> 点検事業者に補償のリスクも 今回、取り上げるのはいわゆる「分散型」のパワーコンディショナー(PCS)に特有のトラブルである。分散型PCSでは国内メーカー製と海外メーカー製で、点検時の安全性や損傷のリスクが大きく異なる… [2023年10月19日]
- 保険適用後、「隠れた落雷被害」発見、詳細点検で2回目支払いを実現 <第127回> ドローン点検の進化が寄与 落雷による被害から損害保険を活用して復旧させた後も、発電量が想定より低い状況が続き、調査を受託した。 [2023年10月05日]
- 目視で分からない誘導雷による損傷、2回目は保険の対象外に <第126回> 遠隔通信用の基板が度々損傷 ゲリラ豪雨や落雷が頻発している中で、太陽光発電所では緊急対応が過去にないペースで増加している。 [2023年09月20日]
- 猛暑に伴うゲリラ豪雨、メガソーラーの落雷被害が増加 <第125回> 朝と夕の2回止まる日も 猛暑日に頻発するのがゲリラ豪雨である。これまでは夕立という言葉の通りに午後、それも夕方近くにざっと集中的に降るという印象だったが、近年のゲリラ豪雨は午前中でも頻発している。東南アジアなどの亜熱帯地区でしばしば起こるスコールに近い印象が強まっている。 [2023年09月06日]
- 小型PCS・1台の漏れ電流増で、メガソーラーの半分が稼働停止 <第124回> メーカーが故障認めず復旧に時間、酷暑で類似の故障が増加 最近の酷暑の中で多く生じているという、一部メーカー製のパワーコンディショナー(PCS)に多いトラブルを紹介する。 [2023年08月23日]
- 折半屋根に固定された小型PCS、夏に次々と稼働が止まる <第123回> EPCの対応がもたつき売電ロスが長期化 高圧配電線に連系している太陽光発電所を担当したEPC(設計・調達・施工)サービス事業者から相談を受けた。この案件は屋根上に太陽光発電設備を設置している。太陽光パネルだけでなく小型のPCSも屋根上にあり、このうちの1台の稼働が止まってしまったので、原因を突き止めたいというのである。 [2023年08月03日]
- 「センドバック」のはずが… 対応の長期化で数カ月も売電ロス <第122回> 小型PCS・代替機の在庫切れが原因か 最近になって急激に増えている相談の例を紹介する。故障したパワーコンディショナー(PCS)を修理せずに丸ごと交換する「センドバック方式」の対応に関するトラブルである。 [2023年07月20日]
- 自家消費太陽光でトリップ頻発、原因は「漏れ電流」 <第121回> 「センドバック式小型PCS」の交換後に頻発 このシリーズでは、エネテク(愛知県小牧市)が、太陽光発電所の点検やO&M(運用・保守)サービスを担う中で対応してきたトラブル事例を取り上げている。同社は、2007年に創業した電気設備工事会社で、太陽光発電の施工も多く担当してきた。O&Mサービスでは、点検時に原因分析だけでなく、状況によっては、その場で不具合の原因を解消するといったワンストップの対応が特徴となっている。 [2023年07月05日]
- 「センドバック式」の小型パワコン、生産停止後、故障代替品にも不良多発 <第120回> 中古部品の組み合わせに原因か 今回も、エネテクが日々受けている相談の中で、最近、急激に増えている例を紹介する。固定価格買取制度(FIT)の初期に認定を取得した案件における一部メーカー製のパワーコンディショナー(PCS)に関するトラブルである。 [2023年06月21日]
- FIT初期の「特定メーカーのPCSの不良」が多発、対応も悪く苦慮 <第119回> 問い合わせも放置、決算に影響の恐れも 最近、急激に増えている相談があるという。固定価格買取制度(FIT)の初期の認定案件からのもので、例えば「売電額が急に大きく下がってきた。原因がわからないため調査して欲しい」といった相談が起点となる。原因として、一部メーカーのパワーコンディショナー(PCS)にトラブルが見つかったというものである。 [2023年06月07日]
- 「使用前自己確認」の低圧への拡大で認識不足も、受電が高圧なら「自家用電気工作物」に <第118回> 試験を省略できる「小規模事業用電気工作物」には該当せず このシリーズでは、エネテク(愛知県小牧市)が、太陽光発電所の点検やO&M(運用・保守)サービスを担う中で対応してきたトラブル事例を取り上げている。同社は、2007年に創業した電気設備工事会社で、太陽光発電の施工も多く担当してきた。 [2023年05月24日]
- 「使用前自己確認」が低圧事業用に拡大、住宅でも必要な場合も <第117回> 適用の不明確さ、住宅メーカーの対応に混乱も 2023年3月20日から、低圧事業用太陽光が使用前自己確認制度の対象となった。注意を要するのは、住宅の屋根に連系出力10kW以上の太陽光設備を設置して低圧で売電している場合も、この対象となることである。 [2023年05月10日]
- 急増する太陽光発電所の盗難、被害状況にも変化 <第116回> 発電異常や電線の溶断で火災の恐れも 太陽光発電所では以前から銅線を目的に電線を切って盗まれる被害があった。エネテクが管理を担当している顧客の発電所も例外でなく、例えば2019年以前にも盗難の被害は見られた。ただし、エネテクが東日本(関東と東北)においてO&Mや管理を受託している高圧連系の案件でみると、数百カ所ある中で年間の発生件数は数回にとどまっていた。 [2023年04月26日]
- チェンジ・ザ・ワールド破産の波紋、防げなかった「預託商法」 「スマホで買える太陽光」の落とし穴、問われる低圧営農型 2023年2月27日、太陽光発電設備を小分けして販売する仕組みで事業展開していたチェンジ・ザ・ワールド(山形県酒田市)が破産を申し立て、同日に東京地方裁判所から破産手続き開始の決定を受けた。 [2023年04月20日]
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