このような従来の標準条件に基づく認定試験での問題を解決するため,新しい信頼性保証の考え方が必要になっている。これに対する一つの解として,故障物理に基づく信頼性保証8)がある。これは,対象とする技術に対する故障モードや故障メカニズムを理解し,さらに製品の使用条件を考慮して加速試験条件を設定する信頼性保証方法である。具体的には,(1)開発段階から信頼性を考慮して対象技術の故障モードや故障メカニズムを理解する,(2)ユーザーとの協力によって使用条件を知る,の二つを推進する。具体的な認定フローを示す。(続きを読む2010/04/12

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趣旨

LSIの微細化に伴う新構造や新材料の導入による新しい故障モードの顕在化。携帯電話機から社会インフラ機器にまたがるLSIの適用範囲拡大に伴う信頼性要求の多様化。LSI事業構造の垂直統合型から水平分業型への移行による信頼性保障に関与する企業の多様化。これらの変化によってLSIの信頼性保証の考え方は,従来のパラダイムから脱皮して新しいパラダイムへ移行することが求められている。これに対し,日本のLSI分野でものづくりを長きに渡って支えてきた信頼性保証のエキスパートたちが,信頼性保証を取り巻く現状の詳細に分析し,これに基づく新しい信頼性保証の考え方を提案する。新しい信頼性保証のパラダイムでは,アウトソーシング企業やユーザ企業との協調が特に重要になると説く。

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