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技術者の転進に効く Tech-On! キャリア

職務経歴書劇的リフォーム計画「プロが教えるキャリアのプレゼン法」

職務経歴書や履歴書など応募書類の準備が不十分なまま転職活動を開始、志望企業に出した書類では選考を通過できない――。そんな“最悪の事態”を避けるために、ある転職者の職務経歴書を2人のキャリアコンサルタントに見てもらった。チェックを受けた職務経歴書にはキャリアを書類でプレゼンテーションするためのポイントが盛り込まれている。2人のコンサルタントの異なる視点からの転職アドバイスとともに参考にしてほしい。

第2回 「自動車本体の生産に携わりたい」 という部品メーカーの生産技術者


高度な技術をマスターしたい


 第2回目の相談者Yさん(30)は、自動車部品メーカー入社以来、一貫して工場での生産関連業務に携わってきた。「自動車メーカーに転職し、高度な生産技術を身に付けたい」というYさんに、2人のコンサルタントのアドバイスは?



■Yさんのプロフィール
1999年工学部機械工学科卒業後、駆動系部品などを生産する自動車部品メーカーに入社。工場に配属され、生産技術・生産管理など広く生産関連業務を経験。現年収510万円。希望年収530万円以上。




2人のキャリアコンサルタントが職務経歴書をチェック

「自動車・自動車部品メーカーの生産技術者」がお勧め
関東雇用創出機構
第三事業グループグループ長 筒井 民朗氏
「自動車メーカーの生産技術者」がお勧め
グローバル・リサーチ
チーフコンサルタント 吉田 允行氏

推定年収

500万〜550万円程度 500万〜600万円程度

キャリア評価

1.生産管理の経験は武器になる
2.強みがはっきりしない
1.生産畑を一通り経験している
2.自動車本体について研究する必要あり
経験業務が多いなど、強みが分かりづらい印象があります。事務系の仕事とされる生産管理の経験をプラスにできれば、面白い展開が描けるかもしれません。 開発寄りの解析から生産管理まで、一通りの生産業務を経験しているのはプラス材料。しかし、自動車本体については、独学で勉強する必要がありそうです。

転職ワンポイントアドバイス

「自動車・自動車部品メーカーの生産技術者をお勧めする」理由
「自動車メーカーの生産技術者をお勧めする」理由
自動車部品メーカーにおける工程改善・設備導入などの経験が生かせるため。 本人の意志を尊重しました。ただし、自動車本体について、事前に勉強してください。

キャリアアップへ向けたアドバイス

常に自分の強みは何か意識しましょう。海外工場への技術指導など、海外出張も増えているので、英語力を身に付けてください。 自動車本体の生産技術は、部品よりさらに複雑になります。35歳になるまでに、本体生産に対応する基礎を身に付けましょう。


職務経歴書作成のアドバイス

ポイント

1.使用した機械名などを書く
2.実績は数字で表現する
3.製造ライン立ち上げ経験を強調する
1.苦労話で読み手を引きつける
2.生産技術の経験をクローズアップ
3.冒頭に職歴要約を記載
なるべく具体的に数字などを使って書いてください。製造ラインの新規立ち上げ経験は、高く評価されるので強調します。
生産技術職への転職なので、生産技術の経験を詳しく書いてください。全体の約半分を生産技術について割いて構わないと思います。

職務経歴書に「感動」を

グローバル・リサーチの吉田允行氏は、「読み手に『感動』を与え、自分に会いたくなる気持ちにさせることが、職務経歴書を書くとき最も重要」だという。自分が最も苦労した仕事に焦点を当て、それをいかに乗り越えたか訴える。そして相手を引き付け、その結果生み出された成果を数値で具体的に示す。ここまで伝われば、相手はあなたを採用するメリットを感じるはずだ。

直近の職歴から記載
「リフォーム後の職務経歴書」を参照
冒頭に職歴要約を記載
「リフォーム後の職務経歴書」を参照
製造設備名、生産規模、使用機器名などを書く
1999年4月 ○○○○株式会社(自動車部品メーカー)入社
       年商×××億円 従業員数×××名 工場×カ所
       ○○工場配属 OJT研修
       ・製造設備の操作、測定機器(F社××××)の使用法実習
       ・プレス加工、旋盤加工(×××回/日)
       ・NC工作機械、マシニングセンターオペレーション
生産技術の経験を強調する
「リフォーム後の職務経歴書」を参照
製造ラインの新規立ち上げ経験をアピール(自己PRを修正)
■自己PR
生産技術部門を中心に、生産関連業務を幅広く経験し、工程設計・工程改善から生産設備の導入、生産ラインの立ち上げを経験しています。
「最も苦労した仕事」をクローズアップする
<工法開発>
・設備稼働率向上のための装置カスタマイズ
自動車メーカーから厳しくコスト削減が要求される中、新工場建設等で当工場の設備投資予算が大幅にカットされた。そのため償却済み生産設備で増産に対応せざるを得ず、1週間ほどライン責任者、同僚数名と工場で寝泊りしながら新工法の開発を行った。結果、装置の形状を大幅に変更する必要があり、他工場に放置されていた同メーカーの装置を分解し、その部品を流用することで装置の稼働率を最大限発揮でき、稼働率××.×%増という劇的な生産性向上がもたらされた。
○新規設備コスト×億円(設置費等含む)
○カスタマイズ費用×××万円(部材費・人件費)






日経キャリアNETより

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