セミナー紹介
2日間を通じたセミナーの特徴 【 1日だけの参加も可能です 】
●日本の先を行く世界の電力取引を学び、電力取引の全体像を深く理解する。
●需給管理と市場活用ノウハウを学び、電気事業の収益を改善する。
●国内外の市場動向を鳥瞰して理解でき、将来のリスクを予見できるようになる。

 2016年4月の電力全面自由化後、卸電力市場での取引の様相は一変しました。市場の運営ルールが変わり、大手電力の売買は変質。数百社に上る新電力が新規参入したことで、買い需要が増大し、価格形成にも影響を及ぼしています。この7月の日本卸電力取引所(JEPX)の価格変動は凄まじく、経営的にダメージを負った新電力も少なくありません。

 そこで、電力ビジネスの専門情報を発信する「日経エネルギーNext」は、電力取引のスペシャリストによるセミナーを開催することといたしました1日目は世界各国の電力取引と関連制度に精通した講師から電力取引の全体像を、2日目は新電力での実務経験豊富な講師からJEPX対策を学びます。元の収益改善から将来の経営戦略の立案にまで役立てていただける内容です。1日だけの参加も可能です。

 市場の発展、活用なくして電力ビジネスにおける成功はあり得ません。次のステップに向けて、当セミナーをご活用下さい。

開催概要

日時: 2017年10月3日(火)、4日(水)14:00 - 17:00(開場13:30予定)
会場: Learning Square新橋 6F(東京・新橋)
主催: 日経エネルギーNextビジネス会議 / 日経BP総研 クリーンテック研究所

受講料(税込み)

  • 2日間セット受講:99,600円
  • 10月3日のみ受講:49,800円
  • 10月4日のみ受講:49,800円
  • ※受講料には、昼食は含まれておりません。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

プログラム詳細

1日目 ― 10月3日(火)14:00 - 17:00

世界と日本の電力取引は何が違うのか

●米PJMやERCOT、英、仏、北欧など世界の電力取引の常識を知る。
●世界の規制を学ぶことで、日本の制度改正の今後を見通す力が備わる。
●電力取引の全体像を深く理解することで、骨太な経営戦略を立案できる。

日本の電力取引は発展段階と言わざるをえません。電力取引は価格変動リスクを、いかにヘッジするかが勝負。ところが、今の日本では、丸腰のままJEPXに依存するしか選択肢がありません。米国のPJMやERCOT、英国やフランス、北欧など、世界各国の電力取引や関連制度に精通した講師が、世界でスタンダードとなっている電力取引の仕組みを徹底的に解説します。電力取引の本来の姿を深く理解することで、今後の制度改正の動向が読み解けるようになります。現在のビジネスが抱えるリスクが明確になり、電気事業の市場構造が正しく理解でき、経営戦略の構築につながるはずです。

  14:00~15:30 講演
  15:30~15:40 休憩
  15:40~17:00 質疑応答

講師 山田 光(やまだ ひかる)

スプリント・キャピタル・ジャパン 代表

山田 光 氏

バンクオブアメリカ、モルガンスタンレーなどでの債券セールス&トレーディング業務を経て、1995年にスプリント・キャピタル・ジャパン設立。欧米の電力取引やエネルギー関連制度に精通し、エネルギー企業や官公庁へのコンサルティング、調査を手がける。経済産業省や資源エネルギー庁、環境省、自民党などでプレゼンすることも多い。
ケンブリッジ大学MIT研究所編「世界の電力取引の市場監視メソッド」(日本評論社)翻訳出版、「発送電分離は切り札か」(同)著、RTEトマヴェラン著「ヨーロッパの電力・ガス市場」翻訳出版(同)。

2日目 ― 10月4日(水)14:00 - 17:00

需給管理と市場活用で、今すぐ収益改善

●日本卸電力取引所(JEPX)の値動きを読み解く力が身につく。
●需給管理ノウハウを学ぶことで、足元の電気事業の収益を早期に改善できる。
●自社の需要カーブや調達電源から、利益が最大化する顧客を発掘できるようになる。

全面自由化を迎え、JEPXの価格変動は激しさを増しています。ですが、翻弄されるだけでは、電力ビジネスの先行きは明るくありません。どのような価格変動の中でも、事業リスクを抑える方法は存在します。JEPX以外の調達電源との組み合わせや、需要カーブの作り方を理解すれば、電源の調達方法に加えて、狙うべき利益最大顧客のプロファイルも見えてきます。需給管理と市場活用ノウハウを身につければ、発展途上の日本の電力システムの中でも収益を最大化し、強いプレーヤーとなる道が拓けてくるはずです。

  14:00~15:30 講演
  15:30~15:40 休憩
  15:40~17:00 質疑応答

講師 村谷 敬(むらたに たかし)

ゼロワットパワー新規事業開発室室長
村谷法務行政書士事務所所長
事業構想大学院大学非常勤講師

村谷 敬 氏

2008年に太陽光・風力発電の建設手続きに行政書士として関与したのを契機に電力の世界へ。エナリスで需給管理業務を極めた後、エプコにて電力小売事業部長として新電力事業を運営。新電力や自治体新電力へのコンサルティングを手がける傍ら、2016年からゼロワットパワー新規事業開発室室長を務め、バイオマス発電所の開発と電力小売りを展開する。電力需給管理を偏愛し、JEPX価格が高騰した日の気象条件分析が趣味。「需給管理情報は、その新電力事業者の過去・現在・未来の姿を映す鏡である」を信条とする。

  • ※同日とも、前半は講演、後半は参加者からの質疑応答で構成いたします。
  • ※途中、小休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
■受講料のお支払い
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書を郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
クレジットカード支払いの方には、受講証のみ郵送いたします。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。
講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。
■最少開催人員
20名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。