ミサワホームは12月26日、同社製住宅のオーナー向けに提供している電力小売りサービス「ミサワでんき」の対象に、太陽光発電設置住宅も加えると発表した。
「ミサワでんき」は、電気料金の5.5%をポイント還元することで、割安感を出した電力販売サービス。これまでサービスの対象を、ある程度の電力販売量を見込める顧客に限定していた。今回、太陽光発電の余剰電力買取契約と 30A(アンペア)以下の電力契約を締結しているオーナーも追加した。
相対的に電力販売量の少ないオーナーにも、サービスを拡大できたのは、新電力大手のLooop(東京都文京区)から電力供給を受けることで、競争力のある電力を安定的に確保できるめどが立ったためとしている。
太陽光関連事業を手掛けるLooopは、電力小売り全面自由化を機に低圧向け電力「Looopでんき」の販売を開始した。太陽光を主体に再生可能エネルギーを含む電源を供給することを特徴に、2016年11月末日時点で約3万1000件の契約を得ている。
これまで、Looopは「ミサワでんき」の需給管理業務を委託されていたが、今回、「取次モデル」という形態でミサワに電力を提供する。小売供給契約は需要家とミサワホームとの間で結ばれ、需要家への電気供給をLooopが担う。