システムの概要
システムの概要
(出所:ラプラス・システム)
[画像のクリックで拡大表示]

 太陽光発電向けのソフトウェアを手がけるラプラス・システム(京都市伏見区)は12月26日、特別高圧送電線に連系するメガソーラー(大規模太陽光発電所)向けの太陽光発電計測・表示システム「Solar Link ZERO T3」を製品化したと発表した。

 従来のシステム「Solar Link ZERO」シリーズの上位機種とする。

 計測や通信、表示、制御といったさまざまな機能を、小型の端末に搭載した。計測対象の多い特別高圧案件のモニタリングに最適としている。

 これまでように、機能別に機器を用意したり、組み合わせたりする必要がないため、作業の煩雑さやコスト、トラブルの抑制につながるとしている。
 
 それぞれの設備のデータ計測だけでなく、系統図を使って設備全体の稼働状況を監視画面から一目で把握できる。それぞれの設備を制御できることから、設備の維持・管理が簡易になるという。

 パワーコンディショナー(PCS)や空調、真空遮断器(VCB)などを制御できる。計測対象は、PCSや気象センサー、受変電設備、接続箱に入力するパネルの接続単位であるストリング(発電量)、太陽光パネル(裏面温度)、コンテナ(温度)などとなっている。