現地での施工の様子
現地での施工の様子
(出所:エコスタイル)
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パネルレイアウト図
パネルレイアウト図
(出所:エコスタイル)
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ファンドの仕組み
ファンドの仕組み
(出所:エコスタイル)
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優先出資型とすることで元本割れのリスクを低減
優先出資型とすることで元本割れのリスクを低減
(出所:エコスタイル)
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 太陽光関連事業を手掛けるエコスタイル(東京都千代田区)は、出力約630kWの「屋根貸し太陽光発電」を投資対象にしたファンドを組成し、出資者を募り始めた。売電価格は24円/kWhで、目標利回りは5%。

 太陽光発電ファンド「エコの輪太陽光発電ファンド18号」で、12月22日から募集開始した。施設の屋根を賃借して太陽光発電事業を行うもので、優先出資型ファンドとすることで元本割れを起こすリスクを低減させた。募集期間は2018年1月31日まで。

 同ファンドは、面積2万3037.26m2の屋根上に発電容量634.48kWの太陽光発電システムを構築する。太陽光パネルはスペインISOFOTON社製(280W/枚)を2260枚、パワーコンディショナー(PCS)は中国Huawei社製(20kW/台)を13台設置する。エコスタイルは屋根を賃借し太陽光発電を行い、1年後にシステムを評価・換金して出資者に分配する。

 固定価格買取制度(FIT)により安定した収益を期待できるという。太陽光発電システムの評価が下落した場合は、まず営業者であるエコスタイルが下落分を負担するため、元本割れのリスクを低減し資産の安全性を高めたという。なお、目標利回りを超える利益は営業者であるエコスタイルが受け取る。

 申し込み単位は1口10万円(最低口数1口)。出資募集総額は1億2300万円で。うち匿名組合出資は8610万円(861口)、営業者出資は3690万円(369口)。事業地は埼玉県春日部市で、FITでの買取価格は24円/kWh。事業開始予定日は2018年2月1日。