インドのAzure Power社は23日、インド南東部にあるアーンドラ・プラデーシュ(Andhra Pradesh:AP)州で出力50MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトを受注したと発表した。

 同メガソーラーはAP州の「Ananthapuramu Solar Park」に建設される。インド政府の主導する太陽光発電の普及推進施策「国家ソーラーミッション(National Solar Mission)」に基づくプロジェクトになる。

 最近、政府系のソーラー・エナジー・コーポレーション・オブ・ インディア(Solar Energy Corporation of India:SECI)による入札の公募が行われ、同社が応札した。Azure Power社はこのプロジェクトの全設備容量100MWのうち50MWを受注し、SECIに25年間にわたって電力を供給する。

 発電した電力の買取価格は、4.43ルピー/kWh(0.067ドル/kWh)で、さらにインド政府の「Viability Gap Funding(VGF)」による補助金1270万ルピー/MWh(19万ドル/MWh)が追加されるという。

 インドでは、モディ政権が太陽光発電を全土で推進するエネルギー政策を掲げている。2017年には、太陽光発電の市場規模で現在、世界第3位の日本を追い抜く、との予測もある(関連記事1)。

 政府系と外資を含む企業主導の両面で、数十MWから100MWを超えるメガソーラーの計画が相次いでおり、今後も日照条件の良い地域を中心に、インド各地で建設が進むとみられる(関連記事2関連記事3)。