再生可能エネルギー関連事業を展開するネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)は12月25日、欧米を中心に太陽光発電設備のアセットマネジメントサービスを展開するアレクトリス(キプロス共和国、英語名:Alectris Ltd.)と、合弁会社を設立すると発表した。

 合弁会社の名称は、アレクトリス(Alectris Japan Co.,Ltd.)。資本金は1000万円で、ネクストエナジー・アンド・リソースとAlectris Ltd. の折半出資となる。本社は、東京都新宿区に置き、ネクストエナジー・アンド・リソース社長の伊藤敦氏が、合弁会社の代表取締役に就任する。合弁会社の設立は1月4日になる予定。

 両社が国内外で蓄積してきた知見・ノウハウを融合し、太陽光発電設備の資産管理(アセットマネジメント)サービスの提供やO&Mサービス(運用管理と保守点検)に取り組む。将来的には、国内だけでなく、アジア地域へ展開する予定で、今回の合弁会社はその足掛かりとなる。

 太陽光発電が急増するなか、発電設備を不動産と同様に資産としてとらえ、その効率的な運用管理をサポートするアセットマネジメントサービスの重要性が高まっている。発電事業者に対するO&Mサービスのほか、投資家向けの資産運営管理やセカンダリーの市場での売買などでもニーズの拡大が見込まれている。