「軽米東ソーラー」「軽米西ソーラー」の完成予想図
「軽米東ソーラー」「軽米西ソーラー」の完成予想図
(出所:レノバ)
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 再生可能エネルギーの事業開発を手掛けるレノバ(東京都千代田区)は12月19日、岩手県軽米町で計画している出力約80MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「軽米東ソーラー」についてし、同町から認定を受けたと発表した。

 軽米町は、農山漁村再生可能エネルギー法に基づき、農山村と調和する再エネ発電に関する「基本計画」を作成し、再エネの誘致を進めている。今回、認定した「軽米東ソーラー」もその1つ。11月22日に同町の山本賢一町長が、町役場で、同法に基づく「設備整備計画」の認定書をレノバの役員に手渡した。

 現在、同町の「基本計画」には6サイトの再エネ発電所を記載している。稼働済みは、スカイソーラージャパン(東京都千代田区)の約2MWのメガソーラーと、十文字チキンカンパニー(岩手県二戸市)の約6.25MWの鶏糞バイオマス発電所。このほかはいずれもメガソーラーで、スカイソーラージャパンの約40MWが2カ所、レノバの約48MWと約80MWだ。

 「軽米東ソーラー」は、農山漁村再エネ法の適用を受けて開発を進めているメガソーラーとしては、全国でも最大規模となる。

 レノバは、「軽米西ソーラー」(約48MW)を2016年5月に着工済みで、今回、認定を受けた「軽米東ソーラー」は2016年12月中の着工を予定している。「西ソーラー」と「東ソーラー」は、高速道路(八戸自動車道)を挟んで隣接しており、2サイトを合わせると約128MW(太陽光パネル容量)に達し、東北地区で最大級の太陽光発電設備の集積エリアになる。