CYBERDYNEは2017年12月18日、みずほ銀行およびグローバル・ブレインと共同で「CEJ ファンド」を立ち上げると発表した。医療・ヘルスケア、ロボティクス、AI(人工知能)、ビッグデータ、IoH/IoT(Internet of Humans/Internet of Things)などの分野で、ベンチャー企業への投資と事業支援を行う。これを通じ、社会課題の解決と、人・ロボット・情報系を融合したサイバニクス分野での産業創出を目指す。

 同ファンドは、CYBERDYNEと同社社長の山海嘉之氏が官民一体で推進する新産業創出連携体(サイバニクス・エクセレンス・ジャパン:CEJ)におけるベンチャー支援・育成のインフラとしての機能を担う。CYBERDYNE、みずほ銀行子会社のみずほキャピタル、グローバル・ブレインは、ファンド運営を担う「CEJ キャピタル」を2017年内に設立。CEJ キャピタルは必要な手続きを経た上で、みずほ銀行をはじめとする金融機関や事業会社からリスクマネーの供給を受け、ファンドを立ち上げる。

 ファンド立ち上げ後、CYBERDYNEは投資先企業を支援し協業することで、その価値向上を図る。みずほ銀行は、みずほフィナンシャルグループのネットワークを活用し、CEJ ファンドの投資先企業に対する事業化支援や知見を提供。グローバル・ブレインは、投資先企業の経営基盤の整備を支援するとともに、円滑なファンド運営管理体制の構築などを担う。