気象庁は12月5日、数値予報により計算された「日射量予測データ」の提供を開始した。一般財団法人・気象業務支援センターから入手できる。また、気象庁の「気象データ高度利用ポータルサイト」からサンプルデータを入手できる。
気象庁では、「数値予報」を出しており、これは、日々の天気予報や警報・注意報、台風情報などの防災気象情報発表のための基礎資料となる。このデータは民間の気象事業や報道などさまざまな社会経済活動に幅広く利用されている。
今回の日射量予測データの提供もその一環で、電力分野や農業分野でのニーズを踏まえたものという。
日射量予測データは、「全球モデル」「メソモデル」「局地モデル」の各数値予報モデルをそれぞれ計算する。数値予報モデルにより分解能などが異なるため、予測値も異なる場合がある。
各モデルのデータ仕様は、全球モデルが北緯20~50度、分解能0.2度×0.25度、時間間隔1時間・3時間。メソモデルが北緯22.4~47.6度、分解能0.05度×0.0625度、時間間隔1時間。局地モデルが北緯22.4~47.6度、分解能0.020度×0.025度、時間間隔30分間(各モデルとも東経120~150度)。