五霞工場の建屋の屋根に設置
五霞工場の建屋の屋根に設置
(出所:キユーピー)
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グループの施設の10カ所に太陽光発電システムを導入
グループの施設の10カ所に太陽光発電システムを導入
(出所:キユーピー)
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 キユーピーは12月2日、二つの工場において、新設した太陽光発電設備が稼働を開始すると発表した。

 茨城県猿島郡五霞町にある五霞工場には、出力約300kWの太陽光発電システムを導入した。倉庫棟の屋上を利用し、12月5日に発電を開始した。年間発電量は、約330MWhを見込んでいる。

 福島県白河市にあるグリーンファクトリーセンターには、出力約1.5MWのメガソーラーを導入した。植物工場の敷地の一部を利用し、2017年3月に発電を開始する予定としている。

 グリーンファクトリーセンターには、すでに出力500kWの発電システムが稼働している。同センター内の太陽光発電システムの合計出力は約2MWに拡大し、合計年間発電量は約2200MWh(新たに導入した出力1.5MW分は約1650MWh)を見込んでいる。

 キユーピーグループの既存の太陽光発電システムは8カ所で、合計年間発電量は約2500MWhだった。グループの生産部門の消費電力の約1.1%に相当する。

 新たに導入した2カ所の設備の稼働後の合計年間発電量は、約4500MWhを見込んでおり、これは一般家庭約1022世帯分の消費電力に相当する。グループの生産部門の消費電力の約2%に相当する発電量に拡大する。

 五霞工場に新設した発電システムのEPC(設計・調達・施工)サービスは、三菱化学エンジニアリングが担当した。太陽光パネルは中国JAソーラー・ホールディングス製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 グリーンファクトリーセンターに新設した出力1.5MWのEPCサービスは、juwi(ユーイ)自然電力が担当した。太陽光パネルはJAソーラー製、PCSはドイツSMAソーラーテクノロジー製を採用した。