米Citizens Energy社が建設した28MWのメガソーラー
米Citizens Energy社が建設した28MWのメガソーラー
(出所: Phono Solar社)
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 中国Phono Solar社は12月2日、米ジョージア州ジェンキンス(Jenkins)郡で稼働を開始した28MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に対し、315W/枚・72セル/枚仕様の太陽光パネル9万枚を供給したと発表した。

 同メガソーラーは、米Citizens Energy社が保有・運用し、ジョージア州のエネルギー事業大手であるGeorgia Power社と電力購入契約(PPA)を締結し、売電している。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、米Alpha Energy社が担当した。メガソーラーの建設時には、作業者の3分の1を地元から雇用したという。

 Citizens Energy社は、マサチューセッツ州ボストンを拠点とする非営利団体(NPO)組織のエネルギー開発事業者で、1979年にジョセフ P. ケネディ2世が設立した。同氏は、第35代米国大統領を務めたジョン・F. ケネディの甥にあたる。

 同社は傘下に営利事業子会社を保有し、低所得世帯などに対する慈善エネルギー・プログラムを支援するといった事業に取り組んでいるという。Brian Morrisseyマネージング・ディレクターは、「ジョージア州では太陽光発電に対する需要が着実に増加しつつある。州による優遇制度の後押しもあり、インパクトの大きい太陽光発電プロジェクトを進めるには理想的な候補地だ」と述べている。