「健康チェックステーション」の展開イメージ
「健康チェックステーション」の展開イメージ
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 日本調剤は2016年12月1日、「健康サポート機能」の強化を目指した薬局内施設「健康チェックステーション」を3店舗に開設した。対象店舗は、東京都の2店舗(日本調剤 麻布十番薬局、日本調剤 銀座泰明薬局)と、神奈川県の1店舗(日本調剤 藤沢薬局)である。

 2015年10月に厚生労働省が発表した「患者のための薬局ビジョン」では、地域の医療サービス拠点である薬局の役割として、「かかりつけ薬剤師、薬局」の基本的な機能に加え、国民による主体的な健康の保持・増進を積極的に支援する「健康サポート機能」も求められている。そこで同社は健康サポート機能を強化し、薬局を地域の健康サポート拠点として活用するため、健康チェックステーションを営業中の薬局内に専用スペースで確保した。

 健康チェックステーションには、「健康保持・増進に関する相談専用ブース」「血液分析機器を常設した検体測定室」「血圧計等の各種測定機器」など、相談窓口や各種ヘルスケア機器、OTC医薬品、什器などが設置される。また、セルフメディケーションに対応するOTCや健康食品なども常時500品目以上を品揃えし、話題のブレインフーズ、サプリメント、目的別商品ラインナップなどで充実をはかる予定だ。

 日本調剤は今後、今回の先行3薬局での展開をベースに、より地域に役立つ「健康サポート機能」を持つ薬局店舗を順次拡大。さらなる医療提供サービスの充実・拡大を目指す考え。