ハーフカットの120セルで構成
ハーフカットの120セルで構成
(出所:DMM.com)
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 インターネットを通じて様々なコンテンツを提供するDMM.com(東京都渋谷区)は12月1日、「DMM.make」ブランドの高効率型太陽光パネルを製品化し、受注を開始した。「N型」や「両面」、「ハーフカット」など先端的なセル(発電素子)技術を採用した。

 従来の太陽電池セルはP型半導体を基板にすることが一般的だった。新製品では、N型半導体を基板にした構造などにより、高効率を実現し、曇天時や高温時でも高い発電量を維持できるという。

 通常のセル(6インチ×6インチ)の半分となる「ハーフカットセル」(6インチ×3インチ)のため、セル内部の電力損失を従来の約4分の1に低減したという。パネル1枚を120セルで構成する。

 モジュール変換効率は、330W/枚モデルで20.2%、320W/モデルで19.6%となる。加えて、裏面を透明バックシート構造にした両面発電タイプのため、地面からの反射光を取り込むことで、さらに発電量が増す。