米テスラは11月22日、米国領サモアのタウ島でメガソーラー(大規模太陽光発電所)と定置型蓄電池システムで構成するマイクログリッドが稼働したと発表した。
メガソーラーの設備容量は1.4MWで、米ソーラーシティ製の太陽光パネル5328枚を使用している。定置型蓄電池システムは、テスラの「Powerpack」60台で構成し、蓄電容量は6MWhである。
今回のプロジェクトでは、米政府の環境保護庁(EPA)、内務省(DOI)などが約22億ドルの資金を拠出した。施工期間は約1年である。
ソーラーシティによると、このマイクログリッドによって年間に軽油10万9500ガロン(約41万4500リットル)の削減が見込まれる。
米領サモア・タウ島はハワイの南西約4100kmの南太平洋上にある。約780人が居住するが、近年は停電や給電停止が頻発していたという。今回稼働したマイクログリッドにより、停電などがなくなり、タウ島の電力需要をほぼ100%賄えるという。