ジー・スリーホールディングスは11月16日、宮城県仙台市に開発予定のメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトを取得すると発表した。出力50MWの未着工案件で、12月2日に取得する。

 SPC(特定目的会社)として設立された仙台太陽光センター合同会社(東京都中央区)の株式を50%分買い取る。現在は、太陽光発電関連を手掛けるユニ・ロット(大阪市中央区)が全株を保有している。

 対象となる未着工のメガソーラーは「仙台愛子太陽光発電所」で、設置面積は約109万m2、買取価格は36円/kWh(税抜き)で、稼働後の年間発電量は4万7000MWhを見込んでいる。

 経済産業省による設備認定、東北電力による連系承諾、土地の賃借権を確保済みとしている。

 仙台太陽光センター合同会社の株式を取得後、ジー・スリーホールディングスは2017年8月期中に、持分のすべてを太陽光発電所の運用会社に継承するとしている。

 また、このメガソーラープロジェクトには、ジー・スリーホールディングスの子会社で、太陽光発電関連を手掛けるエコ・ボンズ(東京都港区)が、太陽光パネルなどの発電設備や周辺機器を供給する。

 O&M(運用・保守)も、別の子会社であるエコ・テクノサービスが担当する。

 ジー・スリーホールディングスは、今後も、こうした未着工の太陽光発電プロジェクトを取得し、合計出力100MW規模での開発を目指すとしている。今回の取得によって、未着工案件の取得分の合計は、同社の持ち分ベースで合計39MWになったとしている。